「流暢」の意味と読み方とは?ヒントは「話し方」
流暢って、なんと読むのかな??
「流暢」はね、「りゅうちょう」と読むんだよ。
流暢の意味
[名・形動]言葉が滑らかに出てよどみないこと。また、そのさま。「―な英語で話す」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
流暢はここに注意
「暢」の部首は「申」ではなく「日」のため、注意しましょう!また、「昜」と「易」も間違いやすいですね。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「暢」の部首を間違いやすいため。書くときには特に困らないかも知れません。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「流暢」の意味は、言葉がなめらかに出てくることなんだね。
ひっかからずに、スラスラと言葉が出てくるってことかな。
そうだね。きっと聞き取りやすいはず!
「流暢」の「流」は他に「る・流れる」とも読みますよね。意味は、
- 水のように流れるもの。「流水」など
- 水と一緒に流れる。「流木」など
- 川に流す。「放流」など
- 広がる。「流布」など
- さすらう。「流民」など
- それる。「流弾」など
- バツとして遠い所へ移す。「流刑」など
- なめらか。「流暢」など
となっています。他にもあるので、さまざまな意味が持てる漢字なんですね。😁
水などが流れる。という使い方をするイメージが強いと思いますが、「流行」などでも使われているように、「流」には伝わっていき広がる、という使い方もできるようになっています。
「暢」は他に「暢びる・暢べる・暢る」とも読みます。意味は、
- のびのび。よどみがない。「流暢」など
- 長くのびる。広がる。「伸長」など
となっています。とっても緩そうなイメージがありますね。🤗
のびのびとして広い喉から、水が流れるようになめらか~に言葉が出てくるイメージで「流暢」と覚えてみてはいかがでしょうか?
「流」は「さんずい」に「㐬」となっています。
「㐬」は単体ではほぼ見ることはありませんが、子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくる、とイメージして「流」を覚えましょう!
「暢」は「申」と「昜」となっています。
「申」は申す、繰り返すですね。「昜」は太陽がのぼること、他には開放するという意味があります。成り立ち自体は、伸びやかに上がることから来ているそうです。
太陽が繰り返し上がっていく、のびのびと長~く伸びるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?☀️
1点注意です!「昜」は「易」とは違いますよ!🧐
のびのびと、流れるように言葉が出てくるんだね!
この言葉、どう使う?
- おかしい。夢の中では流暢に英語を話していたはずだったのだが・・・。
- 流暢なドイツ語で話す彼は、他の生徒たちから注目を集めていた。
- 聞いてもいないのに、あいつは流暢に語りだしたんだ。
「流暢」の類語
言葉がなめらかに出てくる、という意味の言葉が似ていますね。
- 快弁・・・すらすらと話すこと。
- 達弁・・・よどみなく、すらすらと話すこと。
- 能弁・・・話し方が巧みなこと。
「流暢」の対義語
「流暢」はすらすらと話すことなのに対して、こちらはすらすらと話せないことになります。
- 訥弁・・・話し方がなめらかでは無いこと。
同じ読み方の熟語👀
- 留鳥・・・季節ごとの移動はせず、年中同じ地域にすむ鳥。スズメ、カワセミなど。
「流暢」の熟語・ことわざ・慣用句
- 流暢性の錯覚・・・すぐに思い出せることは、後でも簡単に思い出せると誤解すること。また、難しいことでも簡単なイメージで説明されると、理解できたと錯覚すること。
- 流暢性の幻想・・・上の錯覚と同じ。
- 平滑流暢・・・なめらか、かつよどみがないこと。
英語でも何でも、すらすらと話せる人って、すごい憧れちゃうなぁ・・・!
ふだんの会話でも、頭の中で整理しながらできているのかも知れないね。
まとめ
「流暢」は、言葉がなめらかに出てくることなんですね。
のびのびと伸ばした広い喉から、水が流れるように言葉がすらすらと出てくるイメージで覚えてみましょう!
「流」の「㐬」は子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくるイメージで覚えましょう!
「暢」の「申」は申す、繰り返すという意味があります。
「昜」は太陽がのぼる、他には開放するという意味があります。成り立ち自体は、伸びやかに上がることから来ているそうですね。
「昜」と「易」は違う点に注意しておきましょう!
太陽が繰り返し上がっていき、のびのびと長く伸びているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🧐