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「蓋世」の意味と読み方とは?ヒントは「規模がデカい」

2024年7月8日

ナヤミィ

蓋世って、なんと読むのかな??

フクロウ

「蓋世」はね、「がいせい」と読むんだよ。

蓋世がいせいの意味

《「史記」項羽本紀の「力は山を抜き、気は世を蓋 (おほ) う」から。「かいせい」とも》世をおおいつくすほど意気が旺盛なこと。功績や名声などが大きいこと。「―の勇」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

蓋世がいせいはここに注意

せい」を「」で止めないように、注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

がい」の書き方が少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「蓋世がいせい」の意味は、世界をおおうほどさかんであること、名声などが大きいことなんだね。

ナヤミィ

世界って、すごい大きいけど・・・。

フクロウ

とにかく、そのくらい大きな規模きぼということを伝えたいんだと思う。


蓋世がいせい」の「がい」は他に「こう・ふた・おおう・かさ・けだし」とも読みます。意味は、

  • おおう。かぶせる。「蓋世がいせい
  • おおい。ふた。「天蓋てんがい」など
  • 思うに。考えてみると。「蓋然がいぜん

となっています。かぶせるという意味の他に、思うに・・・という意味もあることが分かりました!🧐

せい」は他に「せ・よ」とも読みますよね。意味は、

  • 世の中。世界せかい」など
  • 時代。「世紀せいき」など
  • 人の一生いっしょう。「終生しゅうせい」など
  • 代々。「世襲せしゅう

となっています。草書体がひらがなの「せ」に、省略形がカタカナの「セ」になったそうです。🧐

この世界を「ふた」でおおいつくしてしまうほどの規模でさかんになっていること、功績が大きいことをイメージして「蓋世がいせいと覚えてみましょう!

がい」は「くさかんむり」に、「こう」となっています。

さらに分けると「去」と「皿」ですが、どうやら「皿」に乗っているものをおおっているようです。

「くさかんむり」と「去」で、ふたをしてしまいましょう!👀

せい」は「十」を3つ組み合わせて、三十年やとても長い時間の流れを意味して成り立ったと言われています。

フクロウ

おおげさかも知れないけど、とても規模きぼが大きいことが伝わるよね!

蓋世の覚え方イメージ
世界をおおいつくす・・・。とんでもなく規模の大きい話です。

この言葉、どう使う?

  • 彼こそは蓋世がいせい英雄えいゆうと言えるでしょう。
  • 剣を持てば蓋世がいせいの勇だ、君にかなうものはいないよ。
  • 蓋世がいせいの野望を持つのは、彼にはまだ早すぎたようだ。

同じ読み方の熟語👀

  • 駭世がいせい・・・世の中をおどろかせるほど、規模が大きくすぐれていること。
  • 慨世がいせい・・・世の中に不満をもっていること。
  • 外甥がいせい・・・妻の兄弟姉妹の男の子ども。姉妹の産んだ男の子。
  • 外政がいせい・・・外国に関する政治のこと。
  • 外征がいせい・・・外国に兵を出して戦うこと。
  • 外姓がいせい・・・母、妻の生家せいかせい
  • 外声がいせい・・・多声部の楽曲で、最上声部と最下声部のこと。

蓋世がいせい」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 抜山蓋世ばつざんがいせい・・・山を引き抜くほどの強い力。世の中をおおいつくすほどの気力があること。
  • 蓋世之才がいせいのさい・・・能力などがとてもすぐれていること。その時代をおおってしまうほどのすぐれた才能のたとえ。
  • 才華蓋世さいかがいせい・・・すぐれた才能と知恵で世の中を圧倒あっとうすること。
ナヤミィ

とってもスケールの大きな熟語なのは分かったよ。

フクロウ

世界をおおうよりも上なら、次は宇宙かな?

まとめ

蓋世がいせい」は世界をおおうほどさかんであること、名声などが大きいことなんですね。

この世を「ふた」でおおってしまうほどの規模で盛んになっている。または功績が大きいことをイメージして覚えてみましょう!

世界をおおうのですから、めちゃくちゃ大きなイメージができますよね!💪

がい」の「こう」は分けると「去」と「皿」ですが、どうやら「皿」に乗っているものをおおっているようです。

「くさかんむり」と「去」で、ふたをしましょう!👀

せい」は「十」を3つ組み合わせて、とても長い時間の流れを意味して成り立ったみたいですね。

こうしてみると、「十」が3つあるようには見えませんが・・・。でき立てのころは違ったのでしょう。🤔

二文字

Posted by 管理人