「蓋世」の意味と読み方とは?ヒントは「規模がデカい」
蓋世って、なんと読むのかな??
「蓋世」はね、「がいせい」と読むんだよ。
蓋世の意味
《「史記」項羽本紀の「力は山を抜き、気は世を蓋 (おほ) う」から。「かいせい」とも》世をおおいつくすほど意気が旺盛なこと。功績や名声などが大きいこと。「―の勇」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
蓋世はここに注意
「世」を「世」で止めないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「蓋」の書き方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「蓋世」の意味は、世界をおおうほど盛んであること、名声などが大きいことなんだね。
世界って、すごい大きいけど・・・。
とにかく、そのくらい大きな規模ということを伝えたいんだと思う。
「蓋世」の「蓋」は他に「こう・ふた・蓋う・かさ・蓋し」とも読みます。意味は、
- おおう。かぶせる。「蓋世」
- おおい。ふた。「天蓋」など
- 思うに。考えてみると。「蓋然」
となっています。かぶせるという意味の他に、思うに・・・という意味もあることが分かりました!🧐
「世」は他に「せ・よ」とも読みますよね。意味は、
- 世の中。「世界」など
- 時代。「世紀」など
- 人の一生。「終生」など
- 代々。「世襲」
となっています。草書体がひらがなの「せ」に、省略形がカタカナの「セ」になったそうです。🧐
この世界を「蓋」でおおいつくしてしまうほどの規模で盛んになっていること、功績が大きいことをイメージして「蓋世」と覚えてみましょう!
「蓋」は「くさかんむり」に、「盍」となっています。
さらに分けると「去」と「皿」ですが、どうやら「皿」に乗っているものをおおっているようです。
「くさかんむり」と「去」で、蓋をしてしまいましょう!👀
「世」は「十」を3つ組み合わせて、三十年やとても長い時間の流れを意味して成り立ったと言われています。
おおげさかも知れないけど、とても規模が大きいことが伝わるよね!
この言葉、どう使う?
- 彼こそは蓋世の英雄と言えるでしょう。
- 剣を持てば蓋世の勇だ、君にかなうものはいないよ。
- 蓋世の野望を持つのは、彼にはまだ早すぎたようだ。
同じ読み方の熟語👀
- 駭世・・・世の中をおどろかせるほど、規模が大きくすぐれていること。
- 慨世・・・世の中に不満をもっていること。
- 外甥・・・妻の兄弟姉妹の男の子ども。姉妹の産んだ男の子。
- 外政・・・外国に関する政治のこと。
- 外征・・・外国に兵を出して戦うこと。
- 外姓・・・母、妻の生家の姓。
- 外声・・・多声部の楽曲で、最上声部と最下声部のこと。
「蓋世」の熟語・ことわざ・慣用句
- 抜山蓋世・・・山を引き抜くほどの強い力。世の中をおおいつくすほどの気力があること。
- 蓋世之才・・・能力などがとてもすぐれていること。その時代をおおってしまうほどのすぐれた才能のたとえ。
- 才華蓋世・・・すぐれた才能と知恵で世の中を圧倒すること。
とってもスケールの大きな熟語なのは分かったよ。
世界をおおうよりも上なら、次は宇宙かな?
まとめ
「蓋世」は世界をおおうほど盛んであること、名声などが大きいことなんですね。
この世を「蓋」でおおってしまうほどの規模で盛んになっている。または功績が大きいことをイメージして覚えてみましょう!
世界をおおうのですから、めちゃくちゃ大きなイメージができますよね!💪
「蓋」の「盍」は分けると「去」と「皿」ですが、どうやら「皿」に乗っているものをおおっているようです。
「くさかんむり」と「去」で、蓋をしましょう!👀
「世」は「十」を3つ組み合わせて、とても長い時間の流れを意味して成り立ったみたいですね。
こうしてみると、「十」が3つあるようには見えませんが・・・。でき立てのころは違ったのでしょう。🤔