「宰相」の意味と読み方とは?ヒントは「仕切る」
宰相って、なんと読むのかな??
「宰相」はね、「さいしょう」と読むんだよ。
宰相の意味
1 総理大臣。首相。「一国の―」「平民―」
2 古く中国で、天子を補佐して政治を行った官。丞相 (じょうしょう) 。
3 参議の唐名。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
宰相はここに注意
「さいそう」と読まないように、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「宰相」の意味は、日本でいう総理大臣のことなんだね。
偉い人、ってことかな。
「宰」に、そういった意味があるからね。
「宰相」の「宰」は他に「宰る」とも読みます。意味は、
- 料理人。「庖宰」
- 取りしきる。「主宰」など
- つかさどる人。「宰相」など
となっています。みんなを纏める人なんですね。💪
「相」は他に「そう・あい・さが・相ける」とも読みます。意味は、
- 物の形。ようす。「人相」など
- そのありさまを見て、判断する。「相場」など
- おたがい。「相愛」など
- 次から次へと。うけつぐ。「相続」など
- たすける。「宰相」など
- そばに付き添う。「相伴」
となっています。たすける、という意味もあることが分かりました!🧐
僕たちを助けるため、そばに付き添い取りしきってくれる人をイメージして「宰相」と覚えてみましょう!
「宰」は部首である「うかんむり」の下に、「辛」となっています。
「辛」は辛かったり、辛い意味もありますよね。
調べたところによると、ここでは調理用の刃物の象形となっているようです。
取りしきることは、きっと大変なことがたくさんありますからね。
実際の成り立ちとは違いますが、「うかんむり」の屋根の下で辛い思いをしながらも取りしきろうとしているイメージで「宰」を覚えてみてはいかがでしょうか?😣
「相」は「木」と、部首である「目」になっています。木を見ているのでしょうか。
もしかしたら、困っている木を見つけて助けてあげようとしているのかも知れませんね。🧐
実際助けになっているかは、皆で判断しよう。
この言葉、どう使う?
- たとえ宰相が相手でも、彼は一歩もひかなかった。
- 宰相は、まわりからの評判はあまりよく無かったそうだ。
- 彼のような宰相は、数十年に1人出るかどうか・・・。
「宰相」の類語
首相、という意味の言葉が似ていますね。
- 総理大臣・・・内閣のトップである国務大臣。
「宰相」の対義語
「宰相」は首相ということなのに対して、こちらは何の官位もないことになります。
- 平民・・・官位の無い、普通の人。
同じ読み方の熟語👀
- 再勝・・・同じ相手に、もう1回勝つこと。
- 妻妾・・・めかけのこと。
- 採証・・・裁判官が、訴訟の証拠から一定の事実を判断すること。
- 済勝・・・景色がいいところを見物して回ること。
- 最小・・・一番小さいこと。
- 細小・・・小さく、こまかいこと。
- 最勝・・・一番すぐれていること。
「宰相」の熟語・ことわざ・慣用句
- 宰相の中将・・・参議で近衛中将を兼ねたもの。
- 伴食宰相・・・実力が伴っていない、実権もない大臣のこと。
確かに、ちゃんと取りしきってくれるならとっても助かるね!
多くの人を相手にまとめるのは、とても大変だろうけどね。
まとめ
「宰相」は、日本でいう総理大臣のことなんですね。
皆を助けるために取りしきってくれる人をイメージして、覚えてみましょう!
「宰」の「辛」は辛い、辛いという意味もありますよね。
ここでは調理用の刃物の象形となっているようです。
取りしきるということは、きっと大変なことが多いはず。
「うかんむり」の下、辛い思いをしながらも頑張って取りしきろうとしているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?😣
「相」は「木」と、部首の「目」ですね、木を見ているのでしょう。
困っている木を見つけて、助けてあげようとしているのかも。🧐