「馳走」の意味と読み方とは?ヒントは「走りまわる」
馳走って、なんと読むのかな??
「馳走」はね、「ちそう」と読むんだよ。
馳走の意味
[名](スル)
1 《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅で―にあずかる」→御馳走 (ごちそう)
2 走り回ること。奔走。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
馳走はここに注意
ご馳走にも使われている「馳」。
美味しかったから、という訳ではありませんよ!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
意味を勘違いして覚えていらっしゃる方もいると思うため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「馳走」の意味は、走り回ることから、客のために準備しておもてなしすることなんだね。
なるほど!なんとなく、美味しいからご馳走っていうのかと思ってたよ・・・!
勘違いしてしまうよね。
「馳走」の「馳」は他に「じ・馳せる」とも読みます。意味は、
- 速く走る。馬を走らせる。「馳騁」など
となっています。馬が走っていたら、それは速いですよね。🐴
「走」は他に「走る」とも読みますよね。意味は、
- 走る。「競走」など
- にげる。「逃走」など
- めしつかい。「走狗」など
となっています。逃げる時も、走りますもんね。🏃♂️
食事を出してお客をもてなすため、馬のように走り回って準備をしているイメージで「馳走」と覚えましょう!
「馳」は部首である「馬」に、「也」となっています。
部首の「馬」は、馬の種類や扱いなどに関する字に使われるとのこと。
ここでは「也」はヘビの象形となっているそうですので、ヘビの体のようにくねくねと背中をうねらせながら走る馬をイメージして「馳」を覚えてみましょう!🐍
「走」は走っているひと、そして止まっている足の象形からこの漢字が成り立ったそうです。🏃♂️
馬のような速さなら、準備もすぐ終わってしまうかも知れないね!
この言葉、どう使う?
- ご馳走様でした!
- たくさんのご馳走がテーブルに並んでいる。
- 馳走になりつつ、あのうわさを聞いてみた。
「馳走」の類語
おもてなしをする、という意味の言葉が似ていますね。
- 饗応・・・食事などを出しておもてなしをすること。
- ふるまう・・・人をもてなす。また、行動をする。
- 摂待・・・客をもてなすこと。
同じ読み方の熟語👀
- 地相・・・その土地のありさま。
- 地層・・・いくつもの層になっている岩体。
「馳走」の熟語・ことわざ・慣用句
- 馳走終わらば油断すな・・ご馳走をしてくれる、ということは何かあるかも知れないので油断するな、ということ。
僕のために走り回って準備をしてくれるだなんて、何だか悪いなぁ・・・!
もしかしたら、何かお願いがあるのかも知れないけどね。
まとめ
「馳走」は走り回ることから、客のために準備しておもてなしすることなんですね。
食事を出してお客さまをもてなすために、まるで馬のように走り回り準備をしているイメージで覚えましょう!
「馳」の部首は「馬」で、馬の種類などに関する字に使われるそうです。
「也」は、ここではヘビの象形になっているとのこと。
ヘビの体のように、くねくねと背中をうねらせながら走る馬をイメージして覚えてみましょう!🐍
「走」は走っている、そして止まっている足の象形から成り立ったみたいですよ。🏃♂️
相手に頑張ってして貰ったおもてなしなら、ご馳走様でした!と言わないといけませんね。
こちらはいかがでしょうか?
ごちそうはごちそうでも、ワンちゃんにとってのものになります。
きっと、このごちそうも開発者が馬のように走り回って開発までこぎつけたのでしょうね・・・!
美味しそう・・・!