「陰暦」の意味と読み方とは?ヒントは「昔の」
陰暦って、なんと読むのかな??
「陰暦」はね、「いんれき」と読むんだよ。
陰暦の意味
1 「太陰暦 (たいいんれき) 」に同じ。
2 「太陰太陽暦」に同じ。日本でいう旧暦はこれにあたる。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
陰暦はここに注意
歴史の「歴」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「陰暦」の意味は、太陰太陽暦。つまり、日本でいう旧暦のことなんだね。
昔のカレンダーだよね。でも、その太陰なんとかっていうのは・・・?
月の満ち欠けを基準にして作られた暦を、季節にも合わせて作った暦のことだよ。
「陰暦」の「陰」は他に「おん・あん・かげ・陰る・陰い・陰か」とも読みます。意味は、
- 日かげ。日の当たらないところ。「陰影」など
- 山の北側。「山陰」など
- 時間。「光陰」など
- くらい。「陰雨」など
- 気分がくらい。「陰鬱」など
- 表にでない。「陰謀」など
- 消極的。「陰性」など
- 隠しているところ。「会陰」など
となっています。日が当たらないように、くらいところ、見えにくいところというような意味も持っていますね。
「暦」は他に「りゃく・こよみ」とも読みますよね。意味は、
- こよみ。カレンダー。「西暦」など
- 天体の運行を計算する。運命。「暦数」など
となっています。月日がめぐってくるように、運命もめぐりあわせですよね。
月の満ち欠けを基準にして作られた、ということは月が陰くなる時もありますよね。
「陰」には時間という意味もあるので、めぐる月日をカレンダーにする時に、月の満ち欠けで陰る日も考えたうえで作成したイメージで「陰暦」を覚えてみてはいかがでしょうか?🌘
「陰」は部首である「こざとへん」に、「今」と「云」をつなげてあげましょう!
「今」にはとあるものを覆ってしまうことを、「云」にはまるで雲が上っているという象形から、雲も意味しています。
「こざとへん」はというと、段がある丘を意味しているので高い段のある丘と雲が、とあるものを覆って隠してしまっている。暗くしてしまっていると覚えてみましょう。😄
「暦」は部首である「ひへん」に、「厂」と「林」になっていますね。
「厂」は崖であり、人が住める岩穴の意味があります。
そして、「暦」は旧字だと「林」の代わりに「秝」が使われています。
「秝」にはこよみ、という意味もありますが、他にも間隔が均等にあいて並んでいるようすの意味があるんです。
実は「日」の上は、屋内で稲がつらなっている象形のようです。
そこに「日」を足して、稲が並ぶように日の経過を順序立てることから、カレンダーを意味して「暦」が成り立ったと言われていますよ。🧐
昔の人も、月の形が変わっていくのは気になったのかな?
この言葉、どう使う?
- 昔は陰暦をもちいていたんだよ。
「陰暦」の類語
昔のカレンダー、という意味の言葉が似ていますね。
- 旧暦・・・昔使われていた暦のこと。
- 太陰暦・・・月の満ち欠けを基準に作られた暦のこと。
「陰暦」の対義語
「陰暦」は昔の暦のことなのに対して、こちらは今使われている暦のことになります。
- 陽暦・・・現在、世界各国で使用されている暦のこと。
- 新暦・・・日本だと、1873年以降から採用されている暦のこと。
月をみてカレンダーを作っちゃうなんて、僕には考えつかないなぁ・・・!
昔は何も決まっていなかったからこそ、いろいろ考える必要があったんだろうね・・・!
まとめ
「陰暦」は太陰太陽暦。つまり、日本でいう旧暦のことなんですね。
月の満ち欠けを基準にしたということは、月が陰くなる時もあります。
「陰」には時間という意味もあるため、月の満ち欠けで陰る日も考えたうえでカレンダーを作成したイメージで覚えておきましょう。🌘
「陰」は部首の「こざとへん」に、「今」と「云」をつなげます。
「今」にはとあるものを覆ってしまうことを、「云」にはまるで雲が上っているという象形から、雲も意味しています。
「こざとへん」は段がある丘を意味しているため、高い段のある丘と雲が、何かを覆い隠してしまっている。暗くしてしまっている、と考えておきましょう。😄
「暦」は部首の「ひへん」に、「厂」と「林」です。
「厂」は崖であり、人が住める岩穴の意味があるとのこと。
そして、「暦」は旧字だと「林」の代わりに「秝」が使われているんですね。
「秝」には暦という意味もありますが、他に間隔が均等にあいて並んでいるさまの意味もあります。
「日」の上は、屋内で稲がつらなっている象形のようですね。
そこに「日」を足し、稲が並ぶように日の経過を順序立てていることから、暦を意味して成り立ったみたいです。🧐
この時に使われていた月の異称には下記の物があります。
睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走。
どれも、何だか風情がありますよね。
こちらはいかがでしょうか?
陰暦カレンダーという物もあるんです!
こちらの物だと、月の満ち欠けの様子が描かれていますね。
たまに夜空を見上げることがあると思います、その時にでも月がカレンダー通りかどうか見てみるのも、面白そうです!🤗
満月の時だったら、印象に残るんだけどね。