「焦眉」の意味と読み方とは?ヒントは「せまる」
焦眉って、なんと読むのかな??
「焦眉」はね、「しょうび」と読むんだよ。
焦眉の意味
《眉を焦がすほど、火が身近に迫っている意から》危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。「―の問題」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
焦眉はここに注意
「眉」は眉間でも使われますが、今回は読み方が違うため注意しましょう!
下に火のイラストがありますので、苦手な方はご注意ください。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きが、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「焦眉」の意味は、危険がすぐそこまで迫っていることなんだね。
確かに、眉毛が焦げるぐらい近くまで火が来ていたら、とても危ないね・・・!
「焦」は焦るともいうからね、相当危ない状況なんだと思うよ。
「焦眉」の「焦」は他に「焦げる・焦る・焦く・焦らす」とも読みますよね。意味は、
- こげる。こがす。「焦土」など
- 焦る。いらいらする。「焦燥」など
- 恋い焦がれる。
となっています。焦がすという意味の他に、焦るという意味もあるのが分かりました。
「眉」は他に「み・まゆ・ふち・眉り」とも読みます。意味は、
- まゆ。まゆげ。「蛾眉」など
- へり。ふち。
- としより。「眉寿」
となっています。僕たちの目の上にありますよね。
この僕たちにもある眉が焦げてしまうほど、火が近づいている状況をイメージしてください。
今すぐにでも逃げないと危険ですよね・・・!
そこから、危険が迫っている状況ということで「焦眉」を覚えましょう!🧐
「焦」は「隹」の下に、部首である「れっか」が書かれています。
「隹」というのは、尾の短い鳥のこと。
そして「れっか」は、火をあらわしています。
火の上に鳥・・・、この鳥が火であぶられてしまい、焦げるイメージで「焦」を覚えましょう!🐦
「眉」は、部首でもある「目」の上に毛がある象形から、眉を意味してこの漢字が成り立ちました。
どんなに危険な状況か、イメージしておきたいね。
この言葉、どう使う?
- 先ほど発生したばかりだというのに、それは焦眉の問題になった。
- 焦眉の急から救い出すためには、一刻も早く動き出さなければいけない。
- 焦眉の課題とする。時間はないぞ。
「焦眉」の類語
危険が迫っている、という意味の言葉が似ていますね。
- 火急・・・火がついたように、差し迫った状態のこと。
- 急迫・・・せっぱつまること。敵がすぐに迫ってくること。
- 危急・・・危険が迫っていること。
「焦眉」の対義語
「焦眉」は危険が迫り、すぐに対応しないといけないことなのに対して、こちらはすぐでなくても良いことになります。
- 不急・・・急を要しないこと。
同じ読み方の熟語👀
- 床尾・・・小銃などの銃床の端、撃つときに肩に当てる部分のこと。
- 賞美・・・ほめること。美しさを心からあじわうこと。
- 焼尾・・・中国のものから転じて、平安時代に官職についたとき、酒宴を開くこと。
- 焦尾・・・琴の尾端のこと。
- 薔薇・・・いばら。
- 鍾美・・・たくさんいる中で、1人だけ際立って美しいこと。
「焦眉」の熟語・ことわざ・慣用句
- 焦眉之急・・・危険が迫っている事態のこと。火が迫り、危険であるという意味。
危険な状態なら、すぐに逃げ出さないといけないね!
急を要するからね、なるべく早く対応しよう!
まとめ
「焦眉」は、危険がすぐそこまで迫っていることなんですね。
目の上の眉が焦げてしまうほど火が近づいている状況・・・、今すぐにでも逃げないと危険ですよね!
そのくらい危険が迫っている状況で覚えましょう!🧐
「焦」の「隹」は、尾の短い鳥のことです。
そして、部首の「れっか」は火をあらわしています。
火の上の鳥が火であぶられ、焦げるイメージで覚えましょう!🐦
「眉」は、部首の「目」の上に毛がある象形から成り立ったみたいですね。