「輪廻」の意味と読み方とは?ヒントは「繰り返す」
輪廻って、なんと読むのかな??
「輪廻」はね、「りんね」と読むんだよ。
輪廻の意味
[名](スル)《「りんえ」の連声》
1 《(梵)saṃsāraの訳。流れる意》仏語。生ある者が迷妄に満ちた生死を絶え間なく繰り返すこと。三界・六道に生まれ変わり、死に変わりすること。インドにおいて業 (ごう) の思想と一体となって発達した考え。流転。転生。輪転。「六道に—する」
2 連歌・連句で、一巻 (ひとまき) のうちに同意・同想の言葉や意味が繰り返されること。また、付句に打ち越しと似た語句・趣向を用いること。禁制とされる。
3 地学現象が一定の順序で生起し、循環的に繰り返すこと。浸食輪廻など。
4 執着の気持ちの強いこと。愛着。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
輪廻はここに注意
そのままでは読めませんので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
そのまま読めないとは言っても、この熟語自体はそこまで難しいものでは無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「輪廻」の意味は、生まれ変わること、繰り返されることなんだね。
また同じ種族に生まれることができるなら、良さそうだね!
実はそういうわけではなく、元は人間でも他の動物に転生するのかもしれないみたい。
「輪廻」の「輪」は他に「わ」とも読みますよね。意味は、
- 車のわ。「車輪」など
- 車のわのように、丸い形。「日輪」など
- まわり。「輪唱」など
- 順番。「輪読」など
- 広大なこと。「輪奐」
となっています。輪っかのように、丸いんですね!
「廻」は他に「かい・え・廻す・廻る・廻らす」と読みます。意味は、
- まわる。「廻転」など
- めぐる。「輪廻」など
となっています。もっと簡単な漢字である「回」の書きかえ字でもあります。
車の輪のように、丸い円をイメージしてみてください。
その丸い円を、ひたすら廻り続けているイメージで「輪廻」を覚えてみましょう!
たとえ一生を廻り終えても、またスタート地点から新たに始まるイメージです!
車輪も、動力がある限りぐるぐると回転し続けますからね。
ただ、生まれ変わりは生前のおこないの結果によって、次にどの命になるのかが決まるそう・・・。
そう考えると、悪行を働かないにこしたことはありませんよね。👮
「輪」は部首である「車」に、「侖」となっています。
「侖」には思う、または順序立てるといった意味があるとのこと。
放射状に、きれいに順序立って線が並んでいる丸いタイヤをイメージして「輪」を覚えてはいかがでしょうか?🚕
「廻」は部首である「えんにょう」に、「回」となっています。
「えんにょう」は、伸びたり進んだりすることに関わることをあらわしています。
そこから、道を進みつつもぐるぐると回転して、延々と廻っているイメージで「廻」を覚えてみましょう!
読み方は、「りんえ」の連声のようですね。
連声は、二つの語が連接するときに生じる音変化のひとつとのこと。
たとえば「因縁」は「いんねん」と言います。「え」が「ね」に変わっていますよね。
それと同じく、「輪廻」が変わって「りんね」と読むようになったと覚えておきましょう!🧐
丸い円なら、生まれ変わる以外に繰り返すイメージもしやすいはず!
それに、何度も繰り返していたら人生への愛着もわいてきそうだよね。
この言葉、どう使う?
- 輪廻を信じる者も、大勢いるはずだ。
- 輪廻の輪は、いつまでも廻り続けるぞ。
- いくら輪廻しても、解放されることはけっしてない。
「輪廻」の類語
生まれ変わる、繰り返すという意味の言葉が似ていますね。
- 流転・・・移り変わって止まらないこと。また、生まれ変わりさまようこと。
- 転生・・・生まれ変わること。生活などを一変させること。
「輪廻」の熟語・ことわざ・慣用句
- 輪廻転生・・・生まれ変わり、死に変わり続けること。
- 流転輪廻・・・仏教の言葉で、迷いの世界で人が生死を繰り返し、さまようこと。
- 六道輪廻・・・この世に生きるものは、六道の世界に生死を何度も繰り返し、さまよい続けるということ。
- 輪廻応報・・・生まれ変わっても、それまでの自分のおこないに対しての報いを受けること。
幸せな人生なら、何度でもやりたいなと思っちゃうけど・・・。
信じるか信じないか、判断は自分でくださないとね。
まとめ
「輪廻」は生まれ変わること、繰り返されることなんですね。
車の輪のように丸い円を、ひたすら廻り続けているイメージで覚えておきましょう!
一生を廻り終えても、スタート地点から新たに一周が始まるイメージです!
車輪も、ぐるぐると回転し続けますよね。
生まれ変わりは生前のおこないにより、次にどの命になるのかが決まるそうです。
そう考えると、当たり前ですが悪さはしない方が良いですよね。👮
「輪」は部首の「車」に、「侖」となっています。
「侖」は思う、順序だてるという意味が。
放射状に順序立って線が並ぶ、丸いタイヤをイメージして覚えておきましょう!🛞
「廻」は部首の「えんにょう」に「回」で、「えんにょう」は伸びたり進んだりすることに関わることをあらわしています。
そこから、道をぐるぐる回転するように進み、ひらすら廻っているイメージで覚えておきましょう!
読み方は「りんえ」の連声となっています。
連声は、二つの語が連接するときに生じる音変化のひとつだそうですね。
たとえば「因縁」は「いんねん」で、「え」が「ね」に変わっています。
それと同じく、「輪廻」が変わって「りんね」と読むようになっていますね!🧐