「薫陶」の意味と読み方とは?ヒントは「教える」
薫陶って、なんと読むのかな??
「薫陶」はね、「くんとう」と読むんだよ。
薫陶の意味
[名](スル)《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。「—のたまもの」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
薫陶はここに注意
それぞれの漢字を合わせて考えられる意味から、さらにイメージする必要がありますね。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
意味を、少し深く考えなければいけないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「薫陶」の意味は、徳の力で人を感化して教育することなんだね。
香りをしみこませて陶器を作ることから、か。確かに良い香りのする物ができあがりそう!
陶器に良い香りをしみこませるように、生徒の考え方に影響を与えて、望ましい人間をつくりあげていくんだね!
「薫陶」の「薫」は他に「薫る・かおりぐさ・薫く」とも読みます。意味は、
- いい香り。「薫風」など
- 燃やして煙を立てる。いぶす。「薫製」
- 人を感化する。「薫育」など
- かおりぐさ。特有の香りを持つ。
となっています。「薫製」では、「燻」の書きかえ字として用いられています。
「陶」は他に「よう・すえ」とも読みます。意味は、
となっています。実は陶器以外の意味の方が、多いみたいですね。🧐
焼き物にいい香りをつけるように、人にいい影響を与えて、教育してあげるイメージで「薫陶」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧑🏫
「薫」は部首である「くさかんむり」に、「重」と「れっか」になっています。
「くさかんむり」の下は煙と炎の象形からできているそうです。「れっか」は火に関係しますからね。
どうやら、この煙は香をたくようにいい香りがするようです。
そこから、いい香りのする草をイメージして「薫」を覚えておきましょう!
「陶」は部首である「こざとへん」に、「匋」となっています。
「こざとへん」は段のある土山の象形で、「匋」には焼き物やかまどの意味がありますので、階段のある窯場で焼き物を焼くイメージで「陶」を覚えておきましょう。
ちなみに、窯場というのは、陶磁器を焼く窯のある場所のことだよ。
この言葉、どう使う?
- 彼が成功したのも、薫陶のたまものだ。
- 私は、弟子に薫陶を与える立場である。
- 薫陶を受けたおかげで、ここまで来ることができました。本当にありがとうございます!
「薫陶」の類語
人を感化し、教育するという意味の言葉が似ていますね。
- 薫化・・・徳により、人を良い方に導くこと。
- 教化・・・人を導き、道徳的な影響を与えていい方向に進ませること。
- 徳化・・・特により感化すること。されること。
同じ読み方の熟語👀
- 勲等・・・国や社会に功績のある人を表彰するための、勲位の等級のこと。
僕も、教えてもらえるならいい香りのする人の方が良いなぁ~。
なるべくいい人に、巡り会いたいね!
まとめ
「薫陶」は、徳の力で人を感化して教育することなんですね。
陶器にいい香りをしみこませるように、人にいい影響を与えて教え導くイメージで覚えてみましょう。🧑🏫
「薫」は部首の「くさかんむり」に、「重」と「れっか」です。
「くさかんむり」の下は、煙と炎の象形からとのこと。
「れっか」は火に関係しますので、燃えて煙が出ているのですね。
そして、この煙は香をたくようにいい香りがするみたいです。
いい香りのする草をイメージすることができますね!
「陶」は部首の「こざとへん」に、「匋」です。
「こざとへん」は段のある土山の象形で、「匋」には焼き物やかまどの意味があるため、階段のある窯場で焼き物を焼いているイメージで覚えておきましょう。
教えてもらえるなら、いい香りがするように、徳のある優れている人の方がいいですもんね。😁