「潮時」の意味と読み方とは?ヒントは「良いタイミング」
潮時って、なんと読むのかな??
「潮時」はね、「しおどき」と読むんだよ。
潮時の意味
1 潮の満ちる時、また、引く時。
2 物事を始めたり終えたりするのに、適当な時機。好機。「—を待つ」「ピッチャー交代の—」
3 時間。特に、一日のうちで出産や死亡の多く起こる時間。潮の干満の時刻に合わせて起こるからという。
[補説]2について、文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「ちょうどいい時期」で使う人が60.0パーセント、本来の意味ではない「ものごとの終わり」で使う人が36.1パーセントという結果が出ている。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
潮時はここに注意
何かの終わりに使う、というわけではありませんので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「潮時」の意味は、何かを始めたり終えたりするのに、ちょうどいいタイミングのことなんだね。
「潮時だな・・・」って聞いたことがあるから、てっきり終わりのことかと思っていたけど違うんだね・・・!
間違って覚えている人も、やはりいるみたいだよ。
「潮時」の「潮」は他に「ちょう・うしお」とも読みますよね。意味は、
- 海水の満ち引き。また、海水の流れ。「潮流」など
- 時の流れ。傾向。「風潮」など
- 表面にあらわれる。「紅潮」
となっています。海水が流れるように、時の流れにも使われていますね。
「時」は他に「じ・とき」と読みますよね。意味は、
- 月日の移りかわり。「時間」など
- とあるとき。そのころ。「時事」など
- 時間の単位。「毎時」など
となっています。どんな時でも進んでいる、時間のことですよね。
海水の満ち引きのように、何かを始めたり終えたりするのに最適なタイミングをイメージして「潮時」と覚えておきましょう!🧐
潮の干満のように、どちらかで一番満ち引きしているタイミングに合わせてあげるのが良いのかも知れないですね。
「潮」は部首である「さんずい」に、「朝」となっていますね。
「さんずい」が流れる水だとして、草原に日がのぼり潮流が岸に至る、流れた海水が一定の時間に満ちたり引いたりして岸にとどく現象を意味して「潮」と覚えておきましょう。
「時」は部首である「日」に、「寺」となっています。
足が止まることと太陽の象形から、進みゆく日を意味しているそうですよ。
お寺と言えば、雑巾がけなどで毎日手足を動かして修行しているイメージがありませんか?
そこから、足を止めてお寺で修行をしていると、忙しく日がどんどん進んでいくイメージで「時」を覚えてみましょう!
語源には、とどまらずに流れることから「常」からきている説と、速く過ぎさることから「疾」の意味とする説があるみたいですよ。🧐
どちらでも、おかしくは感じませんね!
満ちた時だけ、ではないみたいだね。
この言葉、どう使う?
- 今はただ、潮時を待つのみ。
- 投手交代の潮時だ。
- いい潮時ですし、そろそろ向かってみませんか?
「潮時」の類語
何かをするのにちょうどいい機会、という意味の言葉が似ていますね。
- 時機・・・何かをするのにちょうどいい機会のこと。
- 時節・・・何かをするのに良い機会。また、自然の移り変わりにより感じられる時分。また、その時の世の中の情勢のこと。
- 機宜・・・なにかをするのに良い機会。
潮の満ち引きのことなら、確かに終わりだけじゃないなぁ・・・。
使い方を間違えないようにしたい熟語だね。
まとめ
「潮時」は、何かを始めたり終えたりするのに、ちょうどいいタイミングのことなんですね。
ものごとの終わりとして使うのは、本来の意味ではありません。
気をつけておきたいですね!🤔
海水の満ち引きのように、どちらかで一番満ち引きしているタイミングが何かをするのに最適なイメージで覚えておきましょう!🧐
「潮」は部首の「さんずい」に、「朝」です。
草原に日がのぼり潮が岸に至る、流れた海水が一定の時間に満ちたり引いたりして岸にとどく現象を意味して覚えておきましょう。
「時」は部首の「日」に「寺」で、足が止まることと太陽の象形から、進みゆく日を意味しているそうです。
寺は、雑巾がけなどで毎日手足を動かして修行しているイメージがあるので・・・。
寺にとどまり修行をしていると、日がどんどん進んでいくイメージで覚えてみましょう!
語源に、とどまらずに流れることから「常」からきている説、速く過ぎることから「疾」の意味とする説があるようです。
どちらも、それっぽく聞こえますよね。🧐