「冶金」の意味と読み方とは？ヒントは「精製する」

2024年3月9日2024年10月18日

冶金やきんの意味

鉱石から金属を取り出し、精製する技術。広くは、取り出した金属を合金にしたり、加工したりする技術も含まれる。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

冶金やきんはここに注意

似ていますが「治ち」ではありませんので、間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

書くことは、とってもカンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「冶金やきん」の「冶や」は他に「冶とける・冶いる・冶なまめかしい」とも読みます。意味は、

• とかす。金属をとかし、ある形につくる。「鍛冶たんや」など
• 人格をねりあげる。「陶冶とうや」
• なまめかしい。「艶冶えんや」など

となっています。「治ち」に似ていますが、まったくの別物なので注意が必要ですね。🧐

「金きん」は他に「こん・かな・かね・こがね」とも読みますよね。意味は、

• 金属の総称。「合金ごうきん」など
• こがね。おうごん。「純金じゅんきん」など
• お金。「醵金きょきん」など
• 美しい。りっぱな。「金言きんげん」など
• 五行のひとつ。
• 七曜のひとつ
• 将棋しょうぎの駒こまのひとつ。

となっています。価値のありそうな意味が多いですよね。🥇

金属の総称でもある「金」を冶とかし、艶つやのある、より美しい「金」に加工するイメージで「冶金やきん」を覚えてみてはいかがでしょうか？

「やきん」なので、「夜勤やきん」の人が造つくっているイメージも覚えやすそうですね！🧑‍🔧

「冶や」は部首である「にすい」に、「台」となっています。

「にすい」は寒いこと、凍こおることに関する字に多く使われます。そこから、氷の結晶けっしょうをかたどっていると言われるそうですよ。

「台」は、ここでは農具のすきの象形となっているようです。

すきで大地を柔やわらかくするように、氷がゆるんで柔やわらかくなることから、溶とかすことを意味して「冶や」が成り立ったそうですよ。🫠

「金きん」は、土の中に含ふくまれる金属を意味して成り立っているそうです。

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この言葉、どう使う？

• 冶金やきんの研究を続け、貯金が無くなる前に結果を出すことができた。
• 冶金やきんに関する新たな知識をとりいれる。
• 彼は、冶金学やきんがくの研究において権威けんいのある人物である。

「冶金やきん」の類語

金属を加工する技術、という意味の言葉が似ていますね。

• 精錬せいれん・・・粗金属から不純物をのぞき、質の良いものにすること。
• 製鉄せいてつ・・・鉄鉱石てっこうせきを製錬せいれんし、銑鉄せんてつをつくること。
• 製鋼せいこう・・・銑鉄せんてつを原料として、鋼鉄こうてつをつくること。

同じ読み方の熟語👀

• 夜勤やきん・・・夜に勤務きんむすること。
• 夜禽やきん・・・フクロウなどの、夜行性の鳥のこと。
• 野禽やきん・・・野生の鳥のこと。

「冶金やきん」の熟語・ことわざ・慣用句

• 冶金学やきんがく・・・冶金やきんの原理や方法などを研究する学問。
• 冶金踊躍やきんようやく・・・自分が今いる立場に満足できないこと。「冶金やきん」は金属を溶とかすこと、「踊躍ようやく」は跳びはねることなので、溶とけた金属がるつぼの中で、勢いきおいよく跳はねて外に出ようとすることから。

まとめ

「冶金やきん」は、金属を精製せいせいする技術のことなんですね。

「金」を冶とかし、艶つやのあるもっと美しい「金」に加工するイメージで覚えてみてはいかがでしょうか？

読み方が「やきん」のため、「夜勤やきん」の人が造つくっているイメージが覚えやすそうです！🧑‍🔧

「冶や」は部首の「にすい」に、「台」です。

「にすい」は寒いこと、凍こおることに関する字に多く使われていて、氷の結晶けっしょうから来ている説があるとのこと。

ここでの「台」は、農具のすきの象形みたいですね。

すきで大地を柔やわらかくするように、氷がゆるんで柔やわらかくなることから、溶とかすことを意味して成り立ったそうです。🫠

「金きん」は、土の中にある金属を意味して成り立っているとのことです。

あっという間に溶とけてしまいそうですね・・・！