「切歯」の意味と読み方とは?ヒントは「歯を合わせる」
切歯って、なんと読むのかな??
「切歯」はね、「せっし」と読むんだよ。
切歯の意味
[名](スル)
1 歯をくいしばること。歯ぎしりすること。はがみ。
2 きわめて無念に思うこと。
3 門歯。ヒトの場合にいう。前歯。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
切歯はここに注意
今回の「切」は切るわけではないため、使われている意味に注意しておきましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがとてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「切歯」の意味は、歯をくいしばること、それに前歯のことなんだね。
全然切ってないね、これは騙された。無念・・・ぎりぎり・・・!
そう、悔しく思っている時も歯ぎしりするよね。
「切歯」の「切」は他に「さい・切る」とも読みますよね。意味は、
- 刃物などで切る。「切除」など
- こする。みがく。「切磋」など
- ぴったり。「適切」など
- さし迫る。「切実」など
- ていねい。「親切」など
- すべて。「一切」など
- 漢字音の表記法のひとつ。「反切」
- くぎり。
となっています。切るだけでは、無いんですね。🧐
「歯」は他に「は・よわい」とも読みます。意味は、
- は。「唇歯」など
- よわい。年齢。「年歯」など
となっています。今回はそのまま、歯のことですね。
上下の歯をぴったりとくっつけて、歯同士をみがくように力を入れてギリギリするイメージで「切歯」と覚えておきましょう!
きわめて無念に思う、ということは、心に強く感じている「切実」にも繋がりそうですよね。
そこから、切実な気持ちが歯にあわられているとして「せっし」と読み方を覚えてみても良さそうです。
「切」は「刀」が部首で、そのとなりに「七」となっていますね。
「七」は数字の7でもありますが、この漢字は横線を縦線で切る様子から、切ることをあらわしています。
他に、十の縦線を曲げて十に満たない数をあらわすという説もありますよ。
そこから、刀で七を切るとして「切」を覚えておきましょう!⚔️
「歯」は元々「齒」となっていました、「止」の下はまるで上下に生える歯のようにも見えませんか?
今は「歯」の方を覚えていますよね、そのため、「米」を上下の歯でくわえて止める、というイメージで「歯」を覚えてみましょう!😁
切るわけではないから、そこだけ注意しておきたいね。
この言葉、どう使う?
- 相手のチームは切歯しているに違いない。
- お偉いさんたちが切歯扼腕している姿が目に見えるよ。
- 切歯で食べ物をかみ切る。
「切歯」の類語
歯をくいしばる、という意味の言葉が似ていますね。
- 歯がみ・・・歯ぎしりのこと。
- 歯軋り・・・眠りながら歯と歯を合わせて音をたてること。怒りなどから歯をかみしめて音をたてること。
同じ読み方の熟語👀
- 切枝・・・木の枝を切りとり、切り口に新しい枝を発芽させること。
- 截枝・・・切枝と同じ。
- 設施・・・施設。
- 摂氏・・・セ氏温度のこと。
- 節士・・・節操の堅い人。
- 鑷子・・・ピンセットのこと。
- 拙子・・・男子が自分をへりくだっていう。
- 窃視・・・見ることが許されていないものを、隠れてのぞき見ること。
「切歯」の熟語・ことわざ・慣用句
- 切歯扼腕・・・怒りや無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをして腕を強く握りしめること。
- 咬牙切歯・・・歯をかみ締めて、歯ぎしりするほどひどく悔しがること。
- 切歯腐心・・・激しく怒り、思い悩むこと。
なるほど、こするっていう意味もあったんだね。
そういうこと。切るイメージに囚われがちだけど、他にも意味はあるんだよ。
まとめ
「切歯」は、歯をくいしばること、前歯のことなんですね。
上下の歯をくっつけて、歯同士をみがくように力を入れてギリギリするイメージで覚えておきましょう!
きわめて無念に思うということは、心に強く感じる「切実」にも合いそうです。
そこから、切実な気持ちが歯にあわられているとして読み方を「せっし」と覚えてみても良さそうですね。
「切」は部首の「刀」と「七」となっています。
「七」は数字の7ですが、漢字は横線を縦線で切る様子から、切ることをあらわしているとのこと。
他に、十の縦線を曲げて十に満たない数をあらわす、という説もあるみたいですね。
そこから、刀で七を切るとして覚えておきましょう!⚔️
「歯」は元々「齒」で、「止」の下はまるで上下に生える歯のようにも見えます。
今は「歯」なので、「米」を上下の歯でくわえて止めるイメージで覚えてみましょう!😁
こちらはいかがでしょうか?
歯ぎしりをよくされているなら、寝る前に付けるだけのマウスピースを使用してみましょう。
歯ぎしりやくいしばりは、歯の痛みにも繋がりますからね。
なるべく早めの対策が必要ではないでしょうか。🤔
1人で寝ていたら、分かりづらいかも知れないね。