「井蛙」の意味と読み方とは?ヒントは「世間知らず」
井蛙って、なんと読むのかな??
「井蛙」はね、「せいあ」と読むんだよ。
井蛙の意味
井戸の中にいるカエル。見識の狭いこと、また、その人のたとえ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
井蛙はここに注意
どちらの漢字もよく見る読み方ではないため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことは、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「井蛙」の意味は、見識がせまいことなんだね。
「井」と「蛙」・・・。あれ、これどこかで見た組み合わせのような・・・?
井の中の蛙のことだね!
「井蛙」の「井」は他に「しょう・い・いげた」とも読みます。意味は、
- 井戸のこと。「油井」など
- 人の集まる場所。「市井」
- いげたのように、整っているさま。「井然」
となっています。「井」が変化したものが、カタカナの「ヰ」となりました。
「蛙」は他に「わ・かえる・蛙ら」とも読みます。意味は、
- カエル。「井蛙」など
- 下品。「蛙声」
となっています。あのカエルのことですよね。
井戸の中にいるカエルには、井戸の中のことしか見えていませんよね。
そのことから、井戸という自分の狭い世界の中の知識にとらわれて、井戸から外のとても広い世界のことを知らずに得意そうにしている、世間知らずをイメージして「井蛙」と覚えておきましょう!🐸🕳️
どちらの漢字も、まずは音読みを覚えておくことから始めたいですね。
「井」は井桁という、木で井の字の形に組んだ、井戸のふちの象形から成り立ったそうですよ。
「蛙」は部首である「虫」に、「圭」となっています。
「圭」はかどのある玉などの意味がありますが、ここではカエルの鳴き声をあらわしているそうで、さらにカエルの象形が今の「虫」となったそうです。カエルは両生類のはずですが・・・。
カエルはおもに虫を食べることを考えると、カエルの鳴き声とエサとなる虫がいるイメージで「蛙」を覚えても良さそうですね。🐸
世界は広いからね、自分のいる環境だけでは知り得ないこともたくさんあるはず!
この言葉、どう使う?
- 身の程をしらぬ、井蛙の戯言よ。
- 僕は井蛙のようなものだったんだ、みんなにはまだまだ追いつけそうにないな・・・。
- 井蛙と言われても、彼は何も気にしていないように見える。
「井蛙」の類語
見識が狭い、という意味の言葉が似ていますね。
- 夜郎自大・・・自分の力を過信していばること。世間知らず。
「井蛙」の熟語・ことわざ・慣用句
- 井蛙大海を知らず・・・自分の狭い考えにとらわれて、他の広い世界のことを知らずに得意気にしているさま。
- 井蛙の見・・・見識が狭いこと。
- 雲竜井蛙・・・それぞれの地位や賢さの差が、非常に大きいことのたとえ。
井の中の蛙大海を知らず、か!どうりで見たことがあると思ったよ。
この2文字で見ることがなかなか無いからね、これでまた1つ新しい知識が増えたかな。
まとめ
「井蛙」は、見識が狭いことなんですね。
井戸の中にいるカエルには、井戸の中のことしか分かりません。
そこから、井戸の中という自分の狭い世界の知識にとらわれ、井戸の外の広い世界のことを知らずに得意そうにしている、世間知らずをイメージして覚えておきましょう!🐸🕳️
「井」は井桁という、木で井の字の形に組んだ、井戸のふちの象形から成り立ちました。
「蛙」は部首の「虫」に、「圭」です。
「圭」はかどのある玉などの意味を持ちますが、ここではカエルの鳴き声をあらわしているとのこと。
さらにカエルの象形が今の「虫」となったそうですが、両生類のはずですよね。
カエルはおもに虫を食べることを考えると、カエルの鳴き声とエサとなる虫がいるイメージで覚えても良さそうです。🐸
どちらの漢字も、まずは音読みを覚えましょう。