「朔風」の意味と読み方とは?ヒントは「方角」
朔風って、なんと読むのかな??
「朔風」はね、「さくふう」と読むんだよ。
朔風の意味
《「朔」は北の方角の意》北から吹く風。北風。《季 冬》
出典 デジタル大辞泉(小学館)
朔風はここに注意
「朔」がどの方角を指しているのか、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
どちらの漢字も、読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「朔風」の意味は、北風のことなんだね。
「朔」は北のことなんだね。他にも意味はあるんだっけ?
もちろん、面白い意味があるよ。下で見てみよう!
「朔風」の「朔」は他に「ついたち・きた」とも読みます。意味は、
となっています。1日、それに北のことを意味している漢字なのですね。🧐
「風」は他に「ふ・かぜ・かざ・ならわし・すがた・ふり」とも読みます。意味は、
- かぜがふく。「疾風」など
- かぜのたより。それとなく伝わる、うわさ話。「風評」など
- すがた。かたち。「風格」など
- おもむき。「風流」など
- 病気。「風疹」など
- なびかせる。習わしや教え。「風紀」など
- 遠回し。「風刺」など
となっています。風以外にも、いろんな意味を持っていますね!
「朔」は1日でもあることから十二支の1番目の子に繋がり、子が北であることから「朔」も北の方角を意味するようになっています。
そこから、1番目の子でもある北から吹いてくる風をイメージして「朔風」と覚えてみてはいかがでしょうか?🍃
「朔」は部首が「月」で、となりに「屰」となっています。
「屰」には逆らうという意味があるのですが、逆ということは元に戻るということでもありますよね。🔙
「月」は欠けた月となっているため、欠けた月が元に戻る、ということから1日を意味するようになったそうです。
「風」は調べるといろいろ出てくるのですが、大昔は大きな鳥の神さまが風を起こす、それが「鳳」になったと言われています。鳳凰にも使われていますね。
中身が鳥となっているのですが、今の風は中身が虫となっています。実際には、「䖝」が書かれていますね。😀
何故かというと、虫は竜のことを指しており、鳥ではなく竜が風を起こしている、という考えへと変化していった。そういう説があります。
漢字だけ覚えるのであれば、几の下に隠れた䖝が、風を起こしている。そうイメージしてみるのも面白いですね!
十二支と繋がっているなんて、やっぱり「朔」は面白い漢字だね!
この言葉、どう使う?
- 旗が朔風にひるがえる。
- 暗闇のなか、朔風が音もなく通り過ぎていく。
- 今年の冬で一番の朔風が大暴れしているみたいだ。
「朔風」の類語
北から吹く風、という意味の言葉が似ていますね。
- 北風・・・北方から吹く冷たい風。
「朔風」の対義語
「朔風」は北から吹く風のことなのに対して、こちらは南から吹く風のことになります。
- 南風・・・南から吹く風。4月から8月ころにかけて吹く、夏の季節風。
同じ読み方の熟語👀
- 作風・・・作品の傾向。また、作品に出る作者の個性。
「朔」は、1と関係がある漢字なんだね。
持っている意味が面白いから、覚えておくと後々使えるかも・・・!
まとめ
「朔風」は、北風のことなんですね。
「朔」は1日でもあるので十二支の1番目の子に繋がり、子が北であることから「朔」も北の方角を意味するようになったみたいです。
そのため、1番目の子である北から、風が吹いてくるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🍃
「朔」は部首の「月」と、「屰」です。
「屰」には逆らうという意味がありますが、逆ということは元に戻るということでもあります。🔙
「月」は欠けた月なので、欠けた月が元に戻ることから1日を意味するようになったそうですよ。
「風」は大昔、大きな鳥の神が風を起こす、それが「鳳」になったと言われています。
中身が鳥となっていたのですが、今の風は中身が虫となっています。「䖝」が書かれていますよね。
虫は竜のことで、鳥ではなく竜が風を起こしているという考えへと変化していった、という説があるからみたいです。
漢字だけ覚えるなら、几の下に隠れた䖝が風を起こしているイメージも面白いですね!