「扼腕」の意味と読み方とは?ヒントは「おさえる」
扼腕って、なんと読むのかな??
「扼腕」はね、「やくわん」と読むんだよ。
扼腕の意味
[名](スル)残念がったり憤慨したりして、自分の腕を握りしめること。「切歯—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
扼腕はここに注意
「扼」を書くのはあまり難しくありませんが、1級のため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
1級の漢字もありますが、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「扼腕」の意味は、残念なことや腹立たしいことがあり、自分の腕を握りしめることなんだね。
確かに、ムカついてしまうと、手にも力が入っちゃうな・・・。
おさえることで、我慢をしているんだろうね。
「扼腕」の「扼」は他に「あく・扼える」とも読みます。意味は、
- しめつける。おさえ締める。「扼殺」など
となっています。力強くおさえつけていることが、想像できますね。
「腕」は他に「うで・かいな」とも読みますよね。意味は、
- うで。「腕力」など
- うでまえ。「辣腕」など
となっています。上半身にある、うでのことですよね。💪
「扼」の中には「厄」、つまり良くないことがあります。
自分にとっては苦しい我慢ならないことがあり、その気持ちをおさえつけるために、他の物にあたる代わりに厄と一緒に腕を握りしめているイメージで「扼腕」と覚えてはいかがでしょうか?💪
「扼」は部首である「てへん」に、「厄」となっています。
「てへん」は手に関することに使われ、「厄」は苦しみ、わざわいという意味を持ちますよね。
苦しみを手の中におさめ、握りしめているイメージで「扼」を覚えてみましょう!
「腕」は部首である「月」に、「宛」となっています。
「月」はここでは、部首の「にくづき」として使われているとのこと。
「にくづき」はもともと肉の字の象形で、肉や人体に関する字に使われます。
肝臓などにも、使われていますよね。
「宛」は曲げる、まるで。他に、あてはめるといった意味を持っています。
そこから、ある程度自由に曲げることができる体の部位として「腕」が成り立ったそうですよ。💪
手を出さないために、腕を掴んでいるのかも知れないね・・・!
この言葉、どう使う?
- 周囲から見れば、切歯扼腕するくらいの儲けっぷりであろう。
- 先を越され、切歯扼腕した。
- うわさのせいで人々は切歯扼腕し、僕の知らぬ間に要らぬ憎しみを買っていたようだ。
「扼腕」の熟語・ことわざ・慣用句
- 切歯扼腕・・・とても怒り、悔しく思うこと。
- 偏袒扼腕・・・怒ったり悔しがり、感情を高ぶらせること。
腕を握りしめることで、少しでも発散できればいいんだけど・・・。
怒りのピークは6秒というからね、それで厄が消えるなら安いもの・・・なのかも知れない。
まとめ
「扼腕」は残念なことや腹立たしいことがあり、自分の腕を握りしめることなんですね。
「扼」の中に、良くない「厄」がありますよね。
自分にとって苦しく我慢ならないことがあり、その気持ちをおさえつけるために、厄と一緒に腕を握りしめているイメージで覚えてはいかがでしょうか?💪
「扼」は部首の「てへん」に、「厄」です。
「てへん」は手に関することに使われ、「厄」は苦しみやわざわいという意味を持ちますよね。
苦しみを手の中におさめて、握りしめているイメージで覚えてみましょう!
「腕」は部首の「月」に、「宛」です。
「月」は、ここでは部首の「にくづき」として使われているみたいですね。
「にくづき」はもともと肉の字の象形で、肝臓などの肉や人体に関する字に使われます。
「宛」は曲げる、あてはめるといった意味を持っていますので、そこからある程度自由に曲げることができる体の部位として成り立ったそうですよ。🧐