「辣腕」の意味と読み方とは?ヒントは「スゴ腕」
辣腕って、なんと読むのかな??
「辣腕」はね、「らつわん」と読むんだよ。
辣腕の意味
[名・形動]物事を躊躇 (ちゅうちょ) することなく的確に処理する能力のあること。また、そのさま。すごうで。敏腕。「—を振るう」「—な(の)弁護士」「—家」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
辣腕はここに注意
「辣」の部首の書き方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少しだけ難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「辣腕」の意味は、的確に処理する能力を持つ、スゴ腕のことなんだね。
きっと優秀なんだろうなぁ。
その分、厳しい人かも知れないね・・・!
「辣腕」の「辣」は他に「辣い・辣しい・辣い」とも読みます。意味は、
- ピリッとからい。「辛辣」
- きびしい。すごい。むごい。「悪辣」など
となっています。部首が「辛」のため、辛い意味が入っているのですね。🌶️
この漢字は、「辣韮」にも使われています。
好きで食べている方もおおいですよね、このらっきょうの「らつ」の部分として、読み方を覚えておきましょう!
「腕」は他に「うで・かいな」とも読みますよね。意味は、
- うで。「扼腕」など
- うでまえ。「敏腕」など
となっています。上半身にある、うでのことですよね。💪
かなり優秀かつ厳しい辛さを持つように、容赦なく処理する腕前があるイメージで「辣腕」を覚えてみてはいかがでしょうか?
ピリッとどころではないかも知れませんね・・・!
「辣」は部首である「辛」と、「束」になっています。「辛」の書き方には、少し注意が必要ですね。🧐
「辛」は味がからかったり、罪に関する字におもに使われています。
そして「束」には、1つに纏める意味がありますよね。
「辛」は、罪人に入れ墨をする針の形からできていると言われています。
罰するために、束ねられた数本の針で刺す。そうなれば、厳しい痛みがおそいかかってきますよね。
そこから、針で刺すような辛さをイメージして「辣」を覚えてみてはいかがでしょうか?🪡
「腕」は部首である「月」に、「宛」となっています。
「月」はここでは、部首の「にくづき」として使われているとのこと。
「にくづき」はもともと肉の字の象形で、肉や人体に関する字に使われます。肝臓などにも使われていますよね。
「宛」は曲げる、まるで。他に、あてはめるといった意味を持っています。
そこから、ある程度自由に曲げることができる体の部位として「腕」が成り立ったそうですよ。💪
ピリッと、なんて言葉ではすまないかも知れない・・・!
この言葉、どう使う?
- 彼は自分のために、その辣腕を振るう。
- 彼女は前にいた部署でも、辣腕を振るったという噂がある。
- 親を凌駕するほどの辣腕家であった。
「辣腕」の類語
正確かつ容赦なく処理する能力がある、という意味の言葉が似ていますね。
- 有能・・・才能があること。
- 敏腕・・・物事を正確に、すばやく処理する手腕のあること。
- 凄腕・・・普通ではできないようなこともやってのける手腕の持ち主。
「辣腕」の対義語
「辣腕」は的確に処理する能力があることなのに対して、こちらはその能力がないことになります。
- 鈍腕・・・物事を処理する能力が劣っていること。
的確に処理してくれるのはとても助かるんだけど、できれば甘くしてほしいな~、なんて思ったり・・・。
躊躇しているとなかなか進まないからね、厳しさも必要だとは思うよ。
まとめ
「辣腕」は、的確に処理する能力を持つ、スゴ腕のことなんですね。
ピリッと辛いように、容赦なく処理する腕前があるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
ピリッとではすまないかも知れませんが・・・!
「辣」は部首の「辛」と、「束」です。「辛」の書き方には、注意しましょう。🧐
「辛」は辛い他に、罪に関する字にも使われています。「束」は、1つに纏める意味を持ちますよね。
「辛」は、罪人に入れ墨をする針の形からできているとのこと。
罰で、束ねられた数本の針で刺される。となれば厳しい痛みがおそいかかってきます。
そこから、針で刺すような辛さをイメージして覚えてみてはいかがでしょうか?🪡
「腕」は部首の「月」に「宛」で、「月」はここでは部首の「にくづき」として使われています。
「にくづき」はもともと肉の字の象形で、肉や人体に関する字に使われているとのこと。
「宛」は曲げる、という意味もありますよね。
そこから、ある程度自由に曲げることができる体の部位として成り立ったそうです。💪