「温凊」の意味と読み方とは?ヒントは「親孝行」
温凊って、なんと読むのかな??
「温凊」はね、「おんせい」と読むんだよ。
温凊の意味
《「礼記」曲礼上から》子が父母に礼をもって仕え、冬は父母の身をあたたかくし、夏は涼しくすること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
温凊はここに注意
「凊」は1級のため、間違えないように注意しましょう。
また、中国の書物からきているため、漢字だけでは意味を覚えにくいので注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「凊」はほとんど見ることがなく、読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「温凊」の意味は、子が親にお礼をするように、冬は暖かく夏は涼しくしてあげることなんだね。
漢字そのままで、ただ暖めたりするわけではないんだ・・・。
でもほら、「温」には大切にするという意味もあるよね。
「温凊」の「温」は他に「うん・温かい・温い・温い・温ねる・温む」とも読みます。意味は、
- あたたかい。「温泉」など
- おだやか。やさしい。「温厚」など
- たずねる。おさらいする。「温習」など
- 大切にする。「温存」
となっています。大切にされると、心に温かさを感じる・・・。そんな気がしますよね。
「凊」は他に「凊しい・凊い」とも読みます。意味は、
- すずしい。ひややか。
となっています。「清」と似ていますが、別の字ですね。
礼記という中国の経書からきています。ここに、「礼」の文字がありますね。
育ててくれてありがとう、という感謝の気持ちを親にお礼として贈る。
大切にしたいから、歳を取った両親の体を心配して、冬は寒くないように暖める。夏は暑くないように涼しくしてあげる。
そういった親孝行をイメージして「温凊」と覚えてはいかがでしょうか?
「温」は部首である「さんずい」と、「昷」になっています。
「さんずい」は水に関する字におもに使われ、「昷」はあたたかい、思いやりがあるという意味を持つとのこと。
この漢字は旧字が「溫」で、もともとは「日」のかわりに「囚」が使われていました。
「囚」は捕まった人の意味がありますが、ここではどうやら煮物の象形から来ているそうなんです。
皿の上にある煮物と流れる水から、あたたかいことを意味して「温」が成り立ったと言われていますよ。🧐
「昷」の上には「日」があるので、太陽で川の水もあたたまったイメージもできそうですね!
「凊」は部首である「にすい」と、「靑」になっています。
「にすい」は冷たいことに関する字に多く使われています。氷の結晶にかたどられている、とも言われていますよ。
「靑」は、青色や若々しいことの意味を持ちます。それに、実は「青」の旧字なんです。
青と言えば寒色、つまり寒い印象を与える色ですよね。
そこに冷たい「にすい」も加わり、寒く涼しいイメージの漢字として「凊」を覚えてみてはいかがでしょうか?🥶
どこからこの熟語がきているのか、そこを覚えておきたいね。
同じ読み方の熟語👀
- 音声・・・人が音声器官を通じて発する声。テレビなどの音。
- 音勢・・・言語や楽器などの音の強弱のこと。おんぜいとも言う。
「温凊」の熟語・ことわざ・慣用句
- 温凊定省・・・親孝行をすること。
こうしてみると、親孝行をしているみたい。
気を配るだけでも、親はうれしいだろうね。
まとめ
「温凊」は子が親にお礼をするように、冬は暖かくし、夏は涼しくしてあげることなんですね。
礼記という中国の経書からきているようですが、ここに「礼」の文字が入っていますよね。
感謝の気持ちを親にお礼として贈るように、歳を取った両親の体を心配し、冬は寒くないように暖めて夏は暑くないように涼しくする。
このような、親孝行をイメージして覚えてはいかがでしょうか?
「温」は部首の「さんずい」と、「昷」です。
「さんずい」は水に関する字に使われ、「昷」はあたたかい、思いやりがあるという意味を持つそうですね。
旧字の「溫」では、「日」のかわりに「囚」が使われていたようです。
「囚」は捕まった人の意味を持ちますが、ここでは煮物の象形からとのこと。
皿の上にある煮物と流れる水から、あたたかいことを意味して成り立ったそうです。🧐
「昷」の上には「日」があるので、太陽で川の水が温まったイメージもできますよね。
「凊」は部首の「にすい」と、「靑」です。
「にすい」は冷たいことに関する字に使われます。氷の結晶にかたどられている、とも言われているみたいですよ。
「靑」は、青や若々しいことの意味を持ちます。「青」の旧字なんですね!
青は寒色、つまり寒い印象を与える色です。
冷たい「にすい」も加えて、寒く涼しいイメージの漢字として覚えてみましょう・・・!🥶