「哲婦」の意味と読み方とは?ヒントは「優れている」
哲婦って、なんと読むのかな??
「哲婦」はね、「てっぷ」と読むんだよ。
哲婦の意味
賢明な婦人。才徳のすぐれた女性。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
哲婦はここに注意
促音となっているので、「つ」の読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きが、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「哲婦」の意味は、頭の良い優れた女性のことなんだね。
初めて聞いたよ。確かに、哲学の「哲」が使われているから、頭が良さそうだ・・・!
それと絡めて覚えてみるのも良さそうだね!
「哲婦」の「哲」は他に「てつ・哲らか・哲い」と読みますよね。意味は、
- 道理に明るい。知恵がある。「哲人」など
- 徳や知恵があり、才能のすぐれた人。「賢哲」など
- 哲学の略。「印哲」など
となっています。カンタンに言うと、頭が良いのですね。🧑🏫
「婦」は他に「ふ・おんな」と読みますよね。意味は、
- 夫のいる女性のこと。「夫婦」など
- 成人した女性のこと。「婦人」など
- 職業を持つ女性のこと。「家政婦」など
- 看護婦の略。「婦長」
となっています。子どもではありませんよね。
道理に明るい、頭の良い成人女性をイメージして「哲婦」と覚えておきましょう!👩🏫
「哲」は部首である「口」と、「折」になっています。
「折」は折れる、くじける、さだめる、早死にするという意味を持っていますよね。
「折」に使われている「斤」はオノのことなので、オノでばらばらにすることから、口で道理を明らかにする意味で「哲」が成り立ったそうです。
オノで邪魔なものをばらばらにした結果、よく見えるように明らかになったのですね。
もしくは、ポキっと折れるように言葉がキッパリとしているイメージで覚えても良さそうです。
「婦」は部首である「女」と、「帚」になっています。
「帚」はほうきであり、掃いてきれいにする意味を持つとのこと。
ほうきを持つ女性から、ほうきで掃除をしている主婦をイメージして「婦」を覚えておきましょう!👩
合わせた読み方には、ちょっと注意が必要だね!
この言葉、どう使う?
- 誰が哲婦を諫める役などやりたいものか。
- あの女性は、誰が見ても哲婦と呼ぶにふさわしい人であった。
- 早く、あの哲婦を追い出してしまいなさい。
「哲婦」の類語
賢明な女性、という意味の言葉が似ていますね。
- 賢婦・・・賢い婦人。
- 賢女・・・賢い女。
「哲婦」の対義語
「哲婦」は賢明な女性のことなのに対して、こちらは男性のこと、愚かな女性のことになります。
- 哲夫・・・賢明な男子のこと。
- 愚婦・・・おろかな女。また、自分の妻をへりくだっていうこと。
同じ読み方の熟語👀
- 哲夫・・・賢明ですぐれた男子のこと。
- 轍鮒・・・轍の水たまりで困っている鮒。危険が迫っていることの例え。
「哲婦」の熟語・ことわざ・慣用句
- 哲婦城を傾く・・・賢い婦人はいろいろ口出しをするため、国がおとろえ家を滅ぼすもとになる、ということ。
- 哲婦傾城・・・上と同じ。
そんなに賢いなら、きっと良い判断ができるよね。
その分、いろいろと口出しをしてくるかも知れない。
そこから作られた、ことわざもあるんだよ。
まとめ
「哲婦」は、頭の良い優れた女性のことなんですね。
道理に明るい成人女性をイメージして覚えておきましょう!👩🏫
「哲」は部首の「口」と「折」で、「折」は折れる、くじけるなどの意味を持っていますね。
「斤」はオノなので、オノでばらばらにすることから、口で道理を明らかにする意味で成り立ったそうです。
オノで邪魔な物をばらばらにしたら、はっきりと見えるようになったのでしょうか。
ポキっと折れるように、言葉がキッパリとしているイメージで覚えても良いですね。
「婦」は部首の「女」と「帚」で、「帚」はほうき、掃いてきれいにする意味を持っています。
ほうきで掃除をしている、主婦をイメージして覚えておきましょう!👩