「冗長」の意味と読み方とは?ヒントは「お話」
冗長って、なんと読むのかな??
「冗長」はね、「じょうちょう」と読むんだよ。
冗長の意味
[名・形動]文章・話などが、むだが多くて長いこと。また、そのさま。「話が—に流れる」「—な論文」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
冗長はここに注意
面白い冗談が長い、というわけではありませんので注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きがとてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「冗長」の意味は、話が無駄に長いことなんだね。
面白い話なら、いくらでも聞きたいけど・・・。
余計な情報が多くて、くどいんだね。
「冗長」の「冗」は他に「むだ」とも読みます。意味は、
- むだ。余計。「冗員」など
- くどくどしい。無駄が多い。「冗漫」など
となっています。不要なものが多いようです。
「長」は他に「じょう・長い・長ける・おさ」とも読みますよね。意味は、
- 距離などがながい。「身長」など
- 時間がながい。「長期」など
- 大きくなる。「成長」など
- すぐれている。「長所」など
- ゆったりしている。「悠長」
- 年上。「年長」など
- 一番上。おかしら。「会長」など
- 長門国の略。「長州」など
となっています。長い他に、一番上という意味も持っていますよね。
話がくどく、無駄も多い。
面白い冗談を言えるわけでも無い、ただただ長い話をイメージして「冗長」と覚えておきましょう!🧐
「冗」は部首が「冖」の「わかんむり」であり、その下に「几」となっています。
「冖」には覆う意味があり、「几」は机やひじ掛けを意味しているとのこと。
ただ、ここでは「儿」で人をあらわしており、仕事が無くヒマな人が屋内にいる様子から、暇や余る意味で「冗」が成り立ったと言われています。
ヒマだと、無駄なことも多くしてしまいますからね。😑
「長」は髪が長い人の象形から、「長」が成り立ったそうです。
上の部分が、髪をイメージされているようですね!
ヒマだから、無駄なことでもたくさん話したくなってしまうのかな。
この言葉、どう使う?
- こんな冗長な論文、読んでいられないよ。
- 上司といると、いつも話が冗長に流れる。
- 今回だけは、冗長ではなく簡潔な文章で執筆お願いします。
「冗長」の類語
文章や話に無駄が多い、という意味の言葉が似ていますね。
- 冗漫・・・表現に締まりがなく、無駄が多いこと。
- 冗多・・・言葉がくどく、無駄が多いこと。
- 便便・・・だらだらとして長いさま。何もせずにただ時を過ごすさま。太っているさま。弁舌がすぐれているさま。
「冗長」の対義語
「冗長」は話に無駄が多く長いことなのに対して、こちらは無駄が無く話も短いことになります。
- 簡潔・・・手みじかで要領を得ているさま。
同じ読み方の熟語👀
- 上長・・・年齢や地位が上であること。
- 情調・・・ものに触れて起こる感情のこと。
- 場長・・・農場など、名前に「場」がつく所の長のこと。
「冗長」の熟語・ことわざ・慣用句
- 冗長度・・・情報論理で、伝達される情報に含まれる余計な部分の割合のこと。
- 冗長化・・・コンピューターにおける機器やネットワークの障害に備え、システムの予備を追加して多重化を図ること。
何だか、校長先生の話を思い出すなぁ・・・。
だらだらと話していると、嫌われてしまうかも知れないよね。
まとめ
「冗長」は、話しが無駄に長いことなんですね。
話に無駄が多く、面白い冗談なわけでも無い。飽きてしまうような、ただ長い話をイメージして覚えておきましょう!🧐
「冗」は部首が「冖」の「わかんむり」で、下に「几」があります。
「冖」は覆う意味が、「几」は机やひじ掛けの意味がありますね。
ここでは「儿」で人を意味し、仕事が無くヒマな人が屋内にいる様子から、暇や余る意味で成り立ったそうです。
ヒマだと、無駄なことを多くしてしまいがちですからね・・・。😑
「長」は、髪が長い人の象形から成り立ちました。
上の部分が、髪をイメージされているようです。
お互いヒマでだらだらと会話をするなら良いのですが、仕事などでは簡潔に会話を進めたいところですね。