「窃視」の意味と読み方とは?ヒントは「見てはいけない」
窃視って、なんと読むのかな??
「窃視」はね、「せっし」と読むんだよ。
窃視の意味
見ることが許されていないものを、ひそかにのぞき見ること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
窃視はここに注意
「窃」がつまって小さい「っ」になっているため、読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
「窃」の読み方が少し難しいくらいで、あとはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「窃視」の意味は、見てはいけないとされているのに、ひっそりと見てしまうことなんだね。
「窃」は窃盗にも使われているから、盗み見る感じなのかな。
ダメと言われているのにこっそりと見ているから、そういうことになるね。
「窃視」の「窃」は他に「せつ・窃む・窃かに」と読みます。意味は、
- ぬすむ。こっそり取る。「剽窃」など
- ひそかに。「窃笑」など
となっています。確かに、他人の物を盗んでしまおうとする人は、ひっそりと近づいてくることが多いですよね。
「視」は他に「視る」とも読みますよね。意味は、
- じっと見る。「虎視」など
- ~とみなす。~のように扱う。「軽視」など
- 見る力。「乱視」など
となっています。単純に、見るだけでは無さそうですね。👀
盗むことは当然いけないことなので、許されてはいませんよね。
そこから、見ることを許されていないのに影からこっそりと盗み見ているイメージで「窃視」と覚えてはいかがでしょうか?👁️
「窃」は部首である「穴」と、「切」になっています。
「穴」は穴の状態や、穴をあけることなどに関する字に主に使われるとのこと。
「切」は切ることの他に、近づいたりぴったり合うという意味も持っていますね。
旧字は「竊」で、この漢字の右下には虫を意味する漢字が配置されています。
そこで、穴の中にある家の中で知らぬ間に虫が食い荒らしている、こっそり盗んでいるとして「窃」が成り立ったそうです。
今は「切」なので、穴に隠れるようにしてひっそりと近づき、切り取って盗んでいくイメージもできそうですね。✂️
「視」は「しめすへん」に「見」となっていますね。
この漢字の場合、部首は「見」の方となっているようです。
実際の成り立ちとは少し違いますが、「しめすへん」は神さまや祭事に関する漢字に使われているので「神さまを見るのだから集中して視る・・・!👀」
として、じーっと見るという意味を持つ「視」を覚えてはいかがでしょうか。😆
こっそり、という点が大事だね!
この言葉、どう使う?
- これ以上窃視を続けていては、近いうちに見つかってしまうかも知れない。
- 相手のプライバシーを侵害する窃視は、止めなさい。
- 窃視から身を守るための商品を開発しなくては。
「窃視」の類語
見てはいけないのにこっそりと見る、という意味の言葉が似ていますね。
- 盗視・・・ぬすみ見ること。
同じ読み方の熟語👀
- 截枝・・・木の枝を切り、そこから新しい枝を発芽させること。
- 切歯・・・歯を食いしばること。無念に思うこと。門歯のこと。
- 設施・・・施設のこと。
- 摂氏・・・セ氏温度のこと。
- 節士・・・節操の堅い人のこと。
- 鑷子・・・ピンセットのこと。
- 拙子・・・男が自分をへりくだって言うこと。
「窃視」の熟語・ことわざ・慣用句
- 窃視症・・・裸などをのぞき見ることにより、性的快感を得るもの。
- 窃視障害・・・上と同じ。
見ることが許されていないからこっそり・・・。これだけだと、なんだか軽く聞こえてしまうけど・・・。
盗む意味も持つ「窃」が使われているから、絶対にしてはいけない、というイメージがしやすいね。
まとめ
「窃視」は見てはいけないとされているのに、ひっそりと見てしまうことなんですね。
盗みが許されていないように、見ることを許されていないのにこっそりと盗み見ているイメージで覚えてはいかがでしょうか?👁️
「窃」は部首の「穴」と、「切」です。
「穴」は穴の状態、穴をあけることなどに関する字に使われます。
「切」は切る他に、近づいたりぴったり合うという意味もありますよね。
旧字は「竊」となっていて、右下には虫を意味する漢字があるんです。
そこから、穴の中の家で家主の知らないうちに虫が食い荒らしている、こっそり盗んでいるとして成り立ったそうですよ。
今は「切」なので、穴に隠れてこそこそ近づき、切り取って盗んでいくイメージもできそうです。✂️
「視」は「しめすへん」に、「見」です。
この漢字の部首は、「見」の方となっていますよ。
実際の成り立ちとは少し違いますが、「しめすへん」は神や祭事に関する漢字に使われているため、「神を見るのだから集中して視る!👀」
というイメージで、じっと見るという意味で覚えてみるのもアリですね。