「亜聖」の意味と読み方とは?ヒントは「2番目」
亜聖って、なんと読むのかな??
「亜聖」はね、「あせい」と読むんだよ。
亜聖の意味
《「亜」は次ぐ意》
1 聖人に次ぐりっぱな人。大賢人。
2 《聖人とされる孔子に次ぐ人として》孟子 (もうし) または顔回 (がんかい) をいう。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
亜聖はここに注意
「聖」の読み間違いに、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「亜聖」の意味は、聖人に次いで、立派な人のことなんだね。
次いで、ということは1番目では無いのか・・・。
そうだね、「亜」には2番目という意味もあるから。
「亜聖」の「亜」は他に「亜ぐ」とも読みます。意味は、
- つぐ。2番目。「亜将」など
- 化合物中、酸化の程度の低いものをあらわす。「亜硫酸」など
- 近い。同類。「亜種」など
- アジアの略。「東亜」など
となっています。亜熱帯の「亜」は、熱帯の次に温暖である、ということなんですね。🥵
「聖」は他に「しょう・ひじり」とも読みます。意味は、
- 知恵や徳にすぐれている人。「聖人」など
- その道を極めた人。秀でた人。「楽聖」など
- 天子。また、天子に関することに添える。「聖恩」など
- けがれがない。「聖域」など
- キリスト教で、神聖なことに冠する語。「聖書」など
となっています。ひじりと言うのは、徳の高い僧などすぐれている人のことです。
聖人のようにすぐれている人。この人の次にすぐれている人をイメージして「亜聖」と覚えておきましょう!
「亜」の部首は「二」となっています。特定の意味は持っていないそうですが、面白いところに部首がありますね!
この「二」の間に、「口」と「丨」を2本並べてみましょう。
ちなみに、「丨」は上下につき通す意味を持ちます。
下から上に引く場合は進む。上から下に引く場合には退く意味のようです。これもなかなか面白い漢字ですね!
「亜」は、古代のお墓を上から見た象形文字と言われています。
ご先祖様のお墓を造り、続く次の世代から次ぐ意味で「亜」が成り立ったそうですよ。🧐
旧字は「亞」なので、中が部屋になっているようにも見えますよね。
「聖」は部首である「耳」に、「口」と「王」になっています。
部首の「耳」は耳の状態や機能、聞くことに関する字に主に使われているそうですよ。
下の「王」の部分は、背伸びやつま先立ちをした人とのこと。
できるだけ天に近づき、神の声に耳をかたむけ良く聞き、口で祈りを捧げることから知恵や徳にすぐれた人で「聖」が成り立ったそうですよ。🛐
ちなみに「聖」と言えば聖徳太子。と言えば、耳が良いという話が有名ですよね。
ここから、「聖」には耳が使われていると覚えてみても面白いかも知れません。😄
2番目だから、もっと上がいるみたい。
この言葉、どう使う?
- 孟子は亜聖と呼ばれる。
同じ読み方の熟語👀
- 阿世・・・世間の人に、こびへつらうこと。
「亜」の意味、正直ちゃんと覚えていなかったよ。
2番目っていう意味があったんだ・・・!
「亜」の成り立ちを見ると、次の人というのが何となく理解できるよね。
まとめ
「亜聖」は聖人に次いで、立派な人のことなんですね。
「亜」の部首は「二」で、特定の意味は持っていないそうです。面白いところから取ってきていますね!
この「二」の間に、「口」と「丨」を2本並べます。
「丨」は上下につき通す意味を持ち、下から上に引く場合は進むことを。
上から下に引く場合には退く意味で、なかなか面白い漢字となっていますね!
「亜」は、古代のお墓を上から見た象形文字とのことです。
先祖の墓を造り次に続く世代で、次ぐ意味で成り立ったとのこと。🧐
旧字は「亞」で、中が部屋のようにも見えますね。
「聖」は部首の「耳」と、「口」と「王」です。
部首の「耳」は、聞くことに関する字に使われていますよね。
「王」の部分は、背伸びやつま先立ちをした人みたいです。
可能な限り天に近づいて、神の声に耳をかたむけて聞き、口で祈りを捧げることから知恵や人徳にすぐれた人で成り立ったそうですよ。🛐
「聖」は聖徳太子の名にも入っていますが、耳が良いという話が有名です。
ここから耳が使われている、と覚えてみるのも面白そうですね。😄