「念誦」の意味と読み方とは?ヒントは「祈り、唱える」
念誦って、なんと読むのかな??
「念誦」はね、「ねんじゅ」と読むんだよ。
念誦の意味
[名](スル)仏語。心の中で仏に祈り、口に仏の名号 (みょうごう) や経文などを唱えること。念仏誦経 (ねんぶつじゅきょう) 。ねんず。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
念誦はここに注意
「誦」は1級となっています、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「誦」が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「念誦」の意味は、心の中で祈り、口に出して唱えることなんだね。
「念」は分かるけど、「誦」はどういう意味があるんだっけ?
「念」は思いがこもっているよね、なら「誦」は・・・。
「念誦」の「念」は他に「念う」とも読みます。意味は、
- 思いをこめる。「念願」など
- 心にとどめて、忘れない。「念書」など
- 考え。思い。「理念」など
- 注意。「丹念」など
- となえる。「念仏」など
- とても短い時間。「一念」など
となっています。思いを込める他に、唱える意味も持っていることが分かりました。
「誦」は他に「しょう・誦える・誦む・誦んずる」とも読みます。意味は、
- となえる。声に出して読む。「愛誦」など
- 暗記して読む。そらんじる。「諳誦」など
となっています。そらんずる、というのは書いた物を見ないで、その通りに言う意味を持っています。
祈りが届くように思いを込めて、声に出して唱えているイメージで「念誦」と覚えてはいかがでしょうか?
仏語なので、唱えるのは経文などですね。
「念」は部首である「心」が、下にある「したごころ」となっており、その上に「今」となっています。
部首の「心」は心の作用に関する字に多く使われており、「今」は現在の意味を持っていますね。
「今」は、とあるものを覆い含むことを示しているそうで、そこに心を足して心の中に含むことを意味して「念」が成り立ったそうです。
「誦」は部首である「言」に、「甬」となっています。
部首の「言」は、言葉を使った表現などに関する字に主に使われており、「甬」は道路や花の咲きかけたさまの意味を持っているとのこと。
咲きかけた花を完全に咲かせるために、口に出して唱えるイメージで覚えてみるのも面白そうですね。😉
暗記して読むことができるので、かなり正確に唱えることができそうです。🧐
お経を唱えるなら、正確にしないとね!
この言葉、どう使う?
- つい癖で、ふとした時に念誦してしまう。
- 念誦している彼には、僕の声は届かなかったみたいだ。
- ひそかに念誦していた姿を、見られていた。
「念誦」の類語
心の中で祈り、口で唱えるという意味の言葉が似ていますね。
- 念仏・・・仏の姿や徳を心の中に思い浮かべること。また、仏の名を口に唱えること。
- 称念・・・口に仏の名を唱えて、心に仏を念ずること。また、南無阿弥陀仏と唱えること。
同じ読み方の熟語👀
- 念珠・・・数珠のこと。
- 年寿・・・人の寿命のこと。
「念誦」の熟語・ことわざ・慣用句
- 随意念誦・・・密教で、対象とする本尊の真言だけに限らず、諸仏の真言を念誦すること。
集中力が必要そう・・・。
暗記したことを言うなら、集中しないと難しいからね。
まとめ
「念誦」は心の中で祈り、口に出して唱えることなんですね。
仏語です、唱えるのは経文などになります。
「念」は部首が「心」である「したごころ」で、その上に「今」です。
部首の「心」は心の作用に関する字に使われ、「今」は現在などの意味を持ちますね。
「今」は、あるものを覆い含むことを示しているとのこと。
心を足し、心の中に含むことを意味して成り立ったそうですよ。
「誦」は部首の「言」に、「甬」です。
部首の「言」は、言葉を使った表現などに関する字に使われるとのこと。
「甬」は、道路や花の咲きかけたさまの意味を持つそうです。
咲きかけの花を完全に咲かせるために、口に出して唱えるイメージも良さそうですね。
暗記して読めるほど覚えているなら、とても正確に唱えることができそうです。🧐