「屈託」の意味と読み方とは?ヒントは「くよくよ」
屈託って、なんと読むのかな??
「屈託」はね、「くったく」と読むんだよ。
屈託の意味
[名](スル)
1 ある一つのことばかりが気にかかって他のことが手につかないこと。くよくよすること。「—のない顔」
「人は只だ黄金 (おかね) のことばっかりに—して」〈木下尚江・良人の自白〉
2 疲れて飽きること。また、することもなく、退屈すること。
「—そうな顔をして、火箸 (ひばし) で火を弄 (いじく) っていた」〈秋声・足迹〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
屈託はここに注意
「屈」をそのまま「くつ」と読まないように、注意しましょう!
小さい「っ」になっているので、促音のようですね。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「屈託」の意味は、他のことに手がつかないことや、くよくよすること。また、飽きたり退屈することなんだね。
正直、思っていたよりも持っている意味が多いなぁ・・・。
屈託のない顔、などで聞いたことはあると思うけど、深いところまでは知らない人もいそうだよね。
「屈託」の「屈」は他に「屈む・屈まる・屈まる」とも読みます。意味は、
- かがむ。折れ曲がる。「屈指」など
- くじける。「屈辱」など
- かがまって伸びない。ゆきづまる。「窮屈」など
- 強い。「屈強」など
となっています。くじけるともあるので、負けて膝を折って屈んでいるイメージもできますよね。
「託」は他に「託かる・託ける・託つ」とも読みます。意味は、
- たのむ。あずける。「信託」など
- かこつける。口実とする。「託言」など
- 神仏が他の口を借りて告げる。「神託」など
- かこつ。ぐちを言う。
となっています。他の何かに頼っているイメージができますね。
屈みながら1つの作業に集中していたため、他のことに手が回らなかったり、作業に疲れて飽きてしまい、退屈になった後に屈んだまま愚痴を言っているイメージで「屈託」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
よく聞くのは「屈託ない」だと思います、こちらは無いが付いているため、くよくよせず退屈もしておらず、愚痴も言わない。
つまり、何も心配事が無いのでさっぱりしている意味になるんですね!😊
「屈」は部首である「尸」の「かばね」に、「出」となっています。
「かばね」は死体や人体に関する字の他に、履物や家屋に関する字に主に使われているとのこと。
調べるといくつか出てくるのですが、くぼみに尾を入れている様子から「屈」が成り立ったという話もあります。
使われているパーツだけで見ると、「出」が「尸」によって出られず、窮屈そうに屈んでいるイメージもできそうですよね。
「託」は部首である「言」の「ごんべん」に、「乇」となっています。
部首の「ごんべん」は、言葉を使った表現などに関する字に主に使われており、「乇」は草の葉の意味や任せる意味を持っているとのこと。
「ごんべん」の方は取っ手のある刃物の象形と口の象形から、つつしんで言う意味を。
「乇」の方は屋内などに身を寄せる人の象形から、直接関係しない事と無理やり結び付け、都合のいい口実にすることや任せることを意味して「託」が成り立ったと言われています。
他のことを口実にしていたため、後で愚痴を言っているのかも知れませんね。🧐
できるだけ、屈託の無い顔でありたいね!
この言葉、どう使う?
- つい最近まで屈託なく会話をしていたのに、最近は避けられているみたいだ。
- 屈託している間に、1日が過ぎてしまった
- 屈託そうな顔で、レジに立っている。
同じ読み方の熟語👀
- 屈托・・・屈託と同じ。
「屈託」の熟語・ことわざ・慣用句
- 屈託顔・・・心配事や悩み事のある顔つきのこと。
確かに、屈んでいたらくよくよしていたり、つまらなさそうに見えるイメージを与えてしまいそう・・・。
心配になってしまうよね。
まとめ
「屈託」は、他のことに手がつかないことや、くよくよすること。また、飽きたり退屈することなんですね。
屈みながら1つの作業に集中して他のことに手が回らなかったり、作業に飽きて退屈になった後、屈んだまま愚痴を言っているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
よく聞くのは「屈託ない」ですよね。
こちらは無いがあるため、くよくよも退屈もしておらず、愚痴も言わない、心配事が無くさっぱりしている意味になります。
「屈」は部首の「尸」の「かばね」に、「出」です。
「かばね」は死体や人体に関する字の他、履物や家屋に関する字に使われるそうですね。
くぼみに尾を入れている様子から成り立った、という話もあるんです。
字だけで見ると、「出」が「尸」によって出られなくなり、窮屈そうに屈んでいるイメージもできますね。
「託」は部首の「言」の「ごんべん」に、「乇」です。
「ごんべん」は言葉などに関する字に使われており、「乇」は草の葉や任せる意味を持っているみたいですね。
「ごんべん」、は取っ手のある刃物の象形と口の象形からつつしんで言う意味。
「乇」は屋内などに身を寄せる人の象形のようで、直接には関係しない事と無理に結び付けて、都合のいい口実にすることや任せることを意味して成り立ったそうです。
口実があるので、後で愚痴を言っているのかも・・・。