「恢恢」の意味と読み方とは?ヒントは「広い」
恢恢って、なんと読むのかな??
「恢恢」はね、「かいかい」と読むんだよ。
恢恢の意味
[形動タリ]大きく広く包み入れるさま。ゆったりとしているさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
恢恢はここに注意
「恢」の右側の書き方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
あまり見ない漢字のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「恢恢」の意味は、広く包み入れるさまや、ゆったりとしているさまのことなんだね。
この漢字に、そんな意味があるの・・・?
あまりそう見えないけど、実はそうなんだ。
「恢恢」の「恢」は他に「恢い・恢きい」とも読みます。意味は、
- 広い。大きい。「恢恢」など
- かえる。もどる。「恢復」など
となっています。「恢復」の「恢」は、「回」に書きかえても大丈夫みたいですよ。
広く大きい意味の「恢」が2つあるため、ゆったりとした広さのあるところに包み入れるイメージで「恢恢」を覚えてみましょう。
「恢」は部首である「りっしんべん」に、「灰」となっています。
「りっしんべん」は意志や感情、心の作用に関する字に多く使われますね。
「灰」は燃えカスや燃え尽きること、元気がないさまや灰色の意味を持っています。
「恢」の右側は今の「灰」とは違って見えますが、実は「灰」の旧字が「恢」に使われているようですよ。🧐
「灰」は右手と炎の象形から、手で拾える冷たい炎で灰を意味して成り立ったと言われています。
「恢復」の「恢」は「回」に書きかえても問題無いそうなので、心が燃え尽きた状態から逆に回転して、灰から元の状態に戻るイメージで「恢」を覚えてみるのも良さそうですね。🧐
灰から戻るということは、瀕死の状態から復活するようなものだと思います。
ドラゴンボールのサイヤ人が瀕死の状態から回復すると強くなるように、灰から戻ることによって大きく、広くなるイメージでも面白そうですね。🧐
なんで広く大きい意味もあるのか・・・、ちょっと難しいね。
この言葉、どう使う?
- 天網恢恢、彼には天罰が下るだろう。
「恢恢」の類語
大きく広い、ゆったりとしている、という意味の言葉が似ていますね。
- 恢廓・・・心が広く大きいこと。範囲などを大きく広くすること。
- 恢然・・・心などが広く大きいこと。
同じ読み方の熟語👀
- 痒痒・・・疥癬 の俗称。
- 開会・・・会議などを始めること。
- 詼諧・・・こっけいな言動でふざけること。
- 怪怪・・・とても怪しいさま。
「恢恢」の熟語・ことわざ・慣用句
- 天網恢恢疎にして漏らさず・・・天の張る網は広くて粗いように見えるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を働いたら必ず捕まり、天罰をこうむるということ。
「恢」の漢字を見るだけだと、意味と繋げるのが少し難しいなぁ・・・。。
色々連想して覚えてみよう!
まとめ
「恢恢」は広く包み入れるさまや、ゆったりとしているさまのことなんですね。
広く大きい意味も持つ「恢」が2つあるので、ゆったりとした広さのあるところに包み入れるイメージで覚えてみましょう。
「恢」は部首の「りっしんべん」に、「灰」です。
「りっしんべん」は、意志や感情などに関する字に多く使われますね。
「灰」は燃え尽きることや、元気がないさまなどの意味もあります。
「恢」の右側は、「灰」の旧字が使われているみたいですよ。🧐
「灰」は右手と炎の象形から、手で拾える冷たい炎で灰を意味して成り立ったとの話があります。
「恢復」の「恢」は「回」に書きかえOKのようなので、心が燃え尽きた状態から逆に回転し、元の状態に戻るイメージで覚えてみるのも良いかも知れません。🧐
灰から戻るのは、瀕死の状態から復活するようなものですよね。
ドラゴンボールのサイヤ人が瀕死の状態から回復してさらに強くなるように、灰から戻ることにより大きく、広くなるイメージも面白そうではありませんか?😁