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「扇動」の意味と読み方とは?ヒントは「あおる」

2024年9月26日

ナヤミィ

扇動って、なんと読むのかな??

フクロウ

「扇動」はね、「せんどう」と読むんだよ。

扇動せんどうの意味

[名](スル)気持ちをあおり、ある行動を起こすようにしむけること。アジテーション。「大衆を—する」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

扇動せんどうはここに注意

せん」の部首に注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがそこまで難しくないため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「扇動せんどう」の意味は、ある行動を起こさせるために、気持ちをあおって誘導することなんだね。

ナヤミィ

おうぎ」であおぐだけで、そんなに効果が出るものなのかな。

フクロウ

もちろん、技術は必要だろうね。


扇動せんどう」の「せん」は他に「おうぎ・あおぐ・おだてる」とも読みます。意味は、

  • おうぎ。うちわ。「扇子せんす」など
  • あおる。風を起こす。「扇風機せんぷうき
  • あおる。おだてる。「扇動せんどうなど

となっています。風を起こして、人をそそのかしているのかも・・・。

どう」は他に「とう・うごく・ややもすれば」とも読みます。意味は、

  • うごく。「動揺どうよう」など
  • 動きを起こす。動機どうき」など
  • みだす。さわぐ。「騒動そうどう」など
  • おどろく。ショックを受ける。「衝動しょうどう」など
  • ふるまい。「挙動きょどう」など
  • ややもすれば。

となっています。「ややもすれば」というのは、ある状況になりやすいさまの意味があるようです。

団扇うちわであおぐようにして相手をおだてて気持ちをたかぶらせ、何かしらの行動を起こすように誘導しているイメージで「扇動せんどうと覚えておきましょう!

せん」は部首である「戸」に、「」となっています。

部首の「戸」は、とびらや住居などに関する字に主に使われますね。

」は羽の他に、助けとなるものなどの意味もあります。

広げた羽や、開閉する扉のようにたいらな面が動いてあおぐことから「せんが成り立ったと言われていますよ。

どう」は部首である「力」に、「じゅう」となっています。

部首の「力」は、力があることや力を使った動作などをあらわす字に主に使われますね。

じゅう」は重さ、おごそか、はなはだしい、大切、おそれる、繰り返すなどの意味を持っています。

人が重い袋を動かすことを意味して、「どうが成り立ったと言われていますよ。🏋️‍♀️

フクロウ

あおられたら気持ちがたかぶってしまうのも、仕方ないことかも知れないね。

扇動の覚え方イメージ
風を起こして、あおります。

この言葉、どう使う?

  • 彼らを扇動せんどうする奴の狙いが、いまだに分からない。
  • 彼は扇動家せんどうかの一人だ。
  • 反乱を起こした者たちは、扇動せんどうされていたようだ。

扇動せんどう」の類語

相手に刺激を与えて行動を起こさせる、という意味の言葉が似ていますね。

  • 挑発ちょうはつ・・・相手を刺激して、事件などを引き起こしたり好奇心などをかき立てるようにしむけること。
  • アジテーション・・・演説などにより人々の気持ちをあおり、行動を起こすようにしむけること。

扇動せんどう」の対義語

扇動せんどう」は気持ちをあおり行動させることなのに対して、こちらは行動を止めさせることになります。

  • 諫止かんし・・・いさめて、思いとどまらせること。
  • 抑止よくし・・・おさえつけて、活動などを止めさせること。
  • 阻止そし・・・くいとめること。

同じ読み方の熟語👀

  • 顫動せんどう・・・小刻みに震えて動くこと。
  • 船頭せんどう・・・和船の船長。水手の長。
  • 煽動せんどう・・・扇動せんどうと同じ。
  • 先導せんどう・・・先に立ち、みちびくこと。
  • 仙道せんどう・・・仙人の道術や、不老不死にいたる道。
  • 山道せんどう・・・内陸部を通る道のこと。
  • 羨道せんどう・・・横穴式石室で、玄室げんしつに通じる道のこと。

扇動せんどう」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 教唆扇動きょうさせんどう・・・そそのかして人をたきつけ、行動させるようにすること。主に悪い意味で使われる。
ナヤミィ

よく考えて発言しないとダメだよね・・・。

フクロウ

そうだね、人に行動を起こさせる、ということはカンタンではないはずだよ。

まとめ

扇動せんどう」はある行動を起こさせるために、気持ちをあおって誘導することなんですね。

団扇うちわであおぐように相手をおだてて気持ちをたかぶらせ、行動を起こすように誘導するイメージで覚えておきましょう!

せん」は部首の「戸」に、「」です。

部首の「戸」は、とびらや住居などに関する字に主に使われるとのこと。

」は羽の他に、助けとなるものなどの意味を持ちますね。

広げた羽や、開閉する扉のようにたいらな面が動いてあおぐことから成り立ったと言われています。

どう」は部首の「力」に、「じゅう」です。

部首の「力」は、力があることなどをあらわす字に主に使われますね。

じゅう」は重さ、おごそか、はなはだしい、大切、おそれる、繰り返すなどのいろんな意味を持ちます。

人が重い袋を動かすことを意味して成り立ったみたいですよ。🏋️‍♀️

二文字

Posted by 管理人