「梗概」の意味と読み方とは?ヒントは「骨組み」
梗概って、なんと読むのかな??
「梗概」はね、「こうがい」と読むんだよ。
梗概の意味
物語などのあらすじ。あらまし。大略。「戯曲の—を話す」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
梗概はここに注意
「梗」の読み方に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「梗概」の意味は、物語などのあらすじのことなんだね。
う~ん、よく知らない熟語だなぁ。
あらすじは大事だからね、ここで覚えておこう!
「梗概」の「梗」は他に「きょう・梗ね・梗がる・梗い・梗い・でく」とも読みます。意味は、
- あらまし。骨組み。「梗概」
- ふさがる。「梗塞」
- かたい。つよい。「花梗」など
- ニレ科の落葉高木。
- でく。人形。
- 秋の七草のひとつに用いられる字。「桔梗」
となっています。かたい意味もあるので、しっかりとした骨組みができそうですね。
「概」は他に「かい・概ね」とも読みますよね。意味は、
- ならして一様にする。おおよそ。あらまし。「概要」など
- ようす。おもむき。「気概」
となっています。概要などは、よく見聞きすることがありますよね。
長い抑揚のあるストーリーを平らにならし、大体の骨組みだけが残っているイメージで「梗概」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「梗」は部首である「木」に、「更」となっています。
部首の「木」は、木の種類や状態などに関する字に主に使われますよね。
「更」は、新しいものにする、かわるがわる、通り過ぎるなどの意味があります。
固いニレを意味して、「梗」が成り立ったという話もありますよ。
「概」は部首である「木」に、「既」となっています。
部首の「木」は、木の種類などに関する字で見られますよね。
「既」は、とっくに、つきるという意味を持っています。
升の面を平らにならす、升かき棒が元の意味だそうですよ。
大体、平らにならしているイメージもできますね。🧐
長い物語のあらすじを纏めるのも、才能が必要そうだね。
この言葉、どう使う?
- 好きな小説の梗概を話していたら、テンションがあがってきた。
- マンガの梗概がたくさん載っている。
- 梗概を話すだけでも、ネタバレになってしまうだろう。
「梗概」の類語
物語などのあらすじ、という意味の言葉が似ていますね。
- 大略・・・大体の内容。また、優れた知恵とはかりごとがあること。
- 概略・・・おおよその内容。
- 概要・・・全体の要点をまとめたもの。
「梗概」の対義語
「梗概」は大体の内容のことなのに対して、こちらは詳しい内容のことになります。
- 詳細・・・細かいところまで詳しいこと。
- 子細・・・事細かであること。一部始終。また、特別な理由。異議。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは7つのみ並べます。
- 口外・・・口に出して言うこと。
- 口蓋・・・口の中の上側の壁のこと。
- 後害・・・将来降りかかってくる災難のこと。
- 光害・・・過剰な光による害のこと。
- 慷慨・・・世間の悪しき風潮や社会の不正などを、怒り嘆くこと。
- 蝗害・・・バッタなどのために農作物が受ける災害のこと。
- 構外・・・建物などの囲いの外。
あらすじだけ見て満足しちゃうことも、結構ある気がするなぁ・・・。
もしかしたら、あらすじのまとめ方が上手なのかも知れないね。
ただ、全部を見て欲しいなら逆に下手なのかも・・・。
まとめ
「梗概」は、物語などのあらすじのことなんですね。
長い抑揚のあるストーリーを平らにならし、大体のあらましだけが残っているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「梗」は部首の「木」に、「更」です。
部首の「木」は、木の種類などに関する字に主に使われますよね。
「更」は新しいものにする、かわるがわる、通り過ぎるなどの意味を持ちます。
固いニレを意味して成り立った、という話がありますよ。
「概」は部首の「木」に、「既」です。
部首の「木」は、木の種類などに関する字で主に見られますね。
「既」は、とっくに、つきるという意味を持ちます。
升の面を平らにならす、升かき棒が元の意味とのことなので、ある程度平らにならしているイメージもできますね。🧐