「端座」の意味と読み方とは?ヒントは「姿勢がいい」
端座って、なんと読むのかな??
「端座」はね、「たんざ」と読むんだよ。
端座の意味
[名](スル)姿勢を正して座ること。正座。「—して経を読む」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
端座はここに注意
「端」は、端っこ以外にも意味があるため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「端座」の意味は、正座のことなんだね。
端っこに座っているのかな?
実は違うんだ。
「端座」の「端」は他に「はし・は・はた・端しい・はな・端め・はした」とも読みます。意味は、
- 正しい。きちんとしている。「端正」など
- はし。「末端」など
- 始まり。糸口。「発端」など
- ことがら。「万端」など
- はんぱ。「端数」など
- 織物の長さの単位。
- ありのままに。「端的」
となっています。はし以外に、きちんとしているという意味などもあることが分かりました!
「座」は他に「座る・座す」とも読みます。意味は、
- 座る。座るところ。「玉座」など
- 会合の席。「座談」など
- 物を置く台。「台座」など
- 星の集まり。「星座」など
- 興行場所、団体。「前座」など
- 江戸時代、貨幣などを造ったところ。「金座」など
- 中世の商工業の組合。「材木座」
- 神体を置くところ。「鎮座」など
となっています。仏像などを数える語でもあり、「います」という「いる」「ある」の尊敬語でもあるそうです。
正しく、きちんとした座り方をイメージして「端座」と覚えておきましょう!🧐
「端」は部首である「立」に、「耑」となっています。
部首の「立」は、立つことなどに関する字に主に使われますね。
「耑」は物事の始まりや物の先端、ひたすらという意味を持つそうです。
ここから、物事の始まりやきちんとしている(立っている)として「端」が成り立ったという話もありますよ。
織物、つまり布地なので、この布の端っこもイメージできそうですね。
「座」は部首である「广」の「まだれ」と、「坐」になっています。
「广」は屋根のことであり、「まだれ」は建物や家屋に関する字に多く使われているそうですよ。
「坐」はすわる、労せずに、なんとなくという意味を持っているとのこと。
他に、坐すとも読み、「行く」や「ある」の敬語の意味もあります。
家の中の座る場所を意味して、「座」が成り立ったと言われていますよ。
別に、端っこでなくても大丈夫!
この言葉、どう使う?
- 皆が足をくずした後も、彼だけは端座したままだった。
- 部屋に入ってすぐ端座したまま、すでに10分が経過している。
- 中心で端座し、誰かを待っているようだった。
「端座」の類語
姿勢を正して座っている、という意味の言葉が似ていますね。
- 危座・・・きちんと座ること。
- 正座・・・足をくずさず、正しい姿勢で座ること。
「端座」の対義語
「端座」は姿勢を正して座っていることなのに対して、こちらは姿勢を正さずに座っていることになります。
- 安座・・・くつろいで座ること。
同じ読み方の熟語👀
- 端坐・・・端座と同じ。
- 単座・・・座席が1つしかないこと。
- 単坐・・・上と同じ。
たしかに、端整で見たことがあったなぁ・・・。
それは顔立ちなどが整っていることだから、きちんとしている、という意味がある理由も分かるよね!
まとめ
「端座」は、正座のことなんですね。
正しく、きちんとした座り方をイメージして覚えておきましょう!🧐
「端」は部首の「立」に、「耑」です。
部首の「立」は、立つことなどに関する字で主に見られますね。
「耑」は物事の始まり、物の先端、ひたすらという意味を持ちます。
そのため、物事の始まりやきちんとしている(立っている)ことを意味して成り立ったという話もありますよ。
織物=布地なので、この布の端っこもイメージできそうです。
「座」の部首は「广」の「まだれ」で、他に「坐」となっています。
「广」は屋根のことで、「まだれ」は建物や家屋に関する字に多く使われるそうですね。
「坐」はすわる、労せずに、なんとなくという意味を持っています。
坐すとも読み、「行く」や「ある」の敬語の意味もあるとのこと。
家の中の、座る場所を意味して成り立ったみたいですよ。