「垂拱」の意味と読み方とは?ヒントは「腕を組む」
垂拱って、なんと読むのかな??
「垂拱」はね、「すいきょう」と読むんだよ。
垂拱の意味
[名](スル)《衣の袖を垂れ、手をこまぬく意から》何もしないでいること。多く、天下のよく治まるたとえに用いる。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
垂拱はここに注意
「拱」は1級の漢字になっているため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くことはそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「垂拱」の意味は、何もしないでいることなんだね。
そでが垂れているから・・・?
手をこまねく、というのは両手を胸元で組み合わせる姿から来ているそうだから、腕組みしてそでが垂れているイメージが良さそうだね。
「垂拱」の「垂」は他に「垂れる・垂れる・しで・垂とする」とも読みます。意味は、
- たれる。たれさがる。「懸垂」など
- 上位者が下の者に教える。「垂範」など
- 今にもなろうとする。「垂死」など
- 国のはて。「四垂」など
となっています。下の方にたれ下がる意味で、よく見られますよね。
「拱」は他に「拱く・拱く」とも読みます。意味は、
- 腕組みする。「拱手」など
- 両手でかかえるほどの太さ。「拱把」など
- アーチ状。「拱廊」など
となっています。両手が関係しているみたいですね。
腕組みをしたら、袖は下にたれ下がります。
その状態から、何もしないでも問題ない状況をイメージして「垂拱」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「垂」の部首は、「土」になっています。
部首の「土」は、土や地面などの土に関する字に主に使われますね。
大地の果てにたれ下がった辺地を意味して「垂」が成り立った、という話もありますよ。
国の果てという意味もありますからね、端っこまで行って今にも落ちそうになりたれ下がっているイメージもできそうです。🧐
「拱」は部首である「てへん」に、「共」となっています。
部首の「てへん」は、手を使った動作に関する字に主に使われますね。
「共」は一緒に、共有する、そなえる、こまぬくなどの意味を持っています。
「共」は物を両手でささげていることを示す字から成り立っている、という話もありますので、「てへん」で増えた腕にその役目を任せて、元々の両腕は組んでいるイメージで覚えても良さそうですね。🧐
何もしないで良いんだから、天下がよく治まっているんだね。
「垂拱」の類語
何もしないでいる、という意味の言葉が似ていますね。
- 拱手・・・何もしないでいること。
- 無為・・・何もせずぶらぶらしていること。手を加えないことなど。
同じ読み方の熟語👀
- 水郷・・・湖や川の景色が美しい町や村のこと。
- 水鏡・・・水面に物の形が映ること。
- 垂教・・・教訓を与えること。
- 酔郷・・・酒を飲んだ時の心地よい気分を、別天地にたとえた語。
- 酔狂・・・物好きなこと。酒に酔って取り乱すこと。
- 酔興・・・酒に酔って、楽しむこと。
「垂拱」の熟語・ことわざ・慣用句
- 垂拱之治・・・天子の徳により民衆が感化され、天子が何もしないでも天下が平穏に治まること。
- 垂拱之化・・・上と同じようなもの。
何もしなくても平和だなんて、うらやましいなぁ。
下手に手を出すと、混乱するかも知れないね。
まとめ
「垂拱」は、何もしないでいることなんですね。
腕組みをして、袖が下にたれ下がった状態から、何もしないでも問題ない状況をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「垂」の部首は、「土」です。
部首の「土」は、土に関する字に主に使われますね。
大地の果てにたれ下がった辺地を意味して成り立った、という話もありますよ。
国の果てという意味もあるので、端まで行って今にも落ちそうになり、たれ下がっているイメージもできそうですね。🧐
「拱」は部首の「てへん」に「共」で、「てへん」は手を使った動作に関する字に主に使われます。
「共」は一緒に、共有する、そなえる、こまぬくなどの意味がありますね。
「共」は、物を両手でささげていることを示す字から成り立っているという話もあるため、「てへん」で増えた腕にその役目を任せて、元々の両腕は組んでいるイメージで覚えるのも面白そうです。🧐