「停頓」の意味と読み方とは?ヒントは「つまる」
停頓って、なんと読むのかな??
「停頓」はね、「ていとん」と読むんだよ。
停頓の意味
[名](スル)着手した物事がゆきづまってはかどらないこと。「反対運動にあって開発事業が―する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
停頓はここに注意
「頓」の書き方、忘れずに覚えましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
漢字はカンタンな方なため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「停頓」の意味は、物事が行きづまってなかなか進まないことなんだね。
同じような意味の言葉は知ってるけど、これは初めて聞いたかも。
確かに、あまり見ない言葉かな?
「停頓」の「停」は他に「停まる・停まる」とも読みますよね。意味は、
- 同じところにとどまる。止める。「停止」など
- 一時的に中止する。「停電」など
- とどこおる。「停頓」など
となります。とどこおる、ということで「停頓」が入っていますね。
「頓」は他に「とつ・頓ずく・頓まる・頓に・頓く・頓しむ・頓れる・ひたぶる」とも読みます。
この漢字、いろいろな読み方がありますね・・・。😐意味は、
- 額を地面につけておじぎをすること。(ぬかずく)「頓首」
- とどまる。つまずく。「停頓」など
- にわかに。とみに。「頓才」など
- つかれる。「疲頓」
となっています。こちらにもとどまる、という意味がありますね。
とどこおるの「停」とつまずくの「頓」を合わせて、つまずいてしまい、少しとどまってしまうイメージで「停頓」と覚えるのはいかがでしょうか?
「停」はカンタンですね、「にんべん」と「亭」を並べてあげましょう。
「亭」は高いところにある建物と、クギの象形となっているようです。
そのため、高い建物の下にクギを打ち、安定したところで人がとどまっているイメージで「停」を覚えましょう!
「頓」の場合、集まるという意味の「屯」と、人の頭という意味の「頁」を並べましょう。
ちなみに、部首は「頁」の方になっています。
「おおがい」と言い、頭や顔の状態などに関する字に使われていますよ。
「頓」の意味にもある、額を地面につけておじぎをする、という動作を思い出してください。
頭が地面についたことで、頭を下げることによってできた勢いが止まり、そこに力が集中します。
これが成り立ちと言われているようです。
なかなか、イメージしやすいのではないでしょうか?🤔
覚えにくそうな「頓」でも、成り立ちを見てみると「なるほど!」となるね。
この言葉、どう使う?
- 地域の住人からの反対運動にあい、開発事業が停頓する。
- おりあいがつかず、取引先との交渉が停頓したままの状態なんです・・・。
- うーん・・・、まさかここまで停頓するとは。早急に手を打たないと・・・。
「停頓」の類語
あまり進まない、捗らない。という意味が似ていますね。
- 沈滞する・・・同じ場所にとどこおっていること。進む動きがみられないこと。
- 八方ふさがり・・・どこに向かっても障害があって、手の打ちようがないこと。
- 滞る・・・順調に進まないこと。また、支払うべきものが支払われないこと。
「停頓」の対義語
「停頓」はあまり進まないことなのに対して、こちらは進むことになります。
- 進展・・・ものごとが進むこと。
ブログの更新も、停頓しないように頑張らないといけないね。
そうだね。アナタも、停頓しないように気をつけよう!
まとめ
「停頓」は、物事が行きづまってなかなか進まないことなんですね。
つまずいたり、少しとどまってしまうイメージで覚えましょう。
「停」の「亭」は、高いところにある建物とクギの象形となっているようです。
高い建物の下にクギを打ち、安定したところで人がとどまっているイメージで覚えましょう!
「頓」の場合、集まるという意味の「屯」と人の頭という意味の「頁」があります。
部首は「頁」の方で「おおがい」と言い、頭や顔の状態などに関する字に主に使われます。
頭が地面についたことで、頭を下げることによってできた勢いが止まり、そこに力が集中するイメージで覚えておきましょう。
行きづまる、ということですが「煮詰まる」も同じような意味で使われているようです。
ですが、もともとは「十分進んで煮詰まり、結論が出る状態になること」という意味となっています。
今ではどちらも半々の割合で使う人がいるようですが、「停頓」とは違うのをここで覚えておきましょう。🧐