「痼疾」の意味と読み方とは?ヒントは「持病」
痼疾って、なんと読むのかな??
「痼疾」はね、「こしつ」と読むんだよ。
痼疾の意味
容易に治らないで、長い間悩まされている病気。持病。「幼時からの—に悩む」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
痼疾はここに注意
「痼」は1級の漢字になっているため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「痼疾」の意味は、なかなか治らない持病のことなんだね。
確かに、しつこそうな読み方だ・・・!
漢字を見れば、何でしつこいのかのイメージもしやすいと思うよ。
「痼疾」の「痼」は他に「痼い・痼り」とも読みます。意味は、
- ながわずらい。なかなか治らない病気。「痼疾」など
となっています。すぐには治りそうにありません。
「疾」は他に「やまい・疾む・疾しい・疾む・疾い・疾し」とも読みます。意味は、
- やまい。病気。「疾患」など
- なやむ。くるしむ。「疾苦」
- にくむ。「疾視」
- はやい。「疾風」など
となっています。
固まっているためすぐには治らず、長い間苦しませられている病気をイメージして「痼疾」と覚えておきましょう!
「痼」は部首である「疒」の「やまいだれ」に、「固」となっています。
部首の「やまいだれ」は、病気に関する字に主に使われるそうですよ。
「固」は固い、固まる、本来などの意味を持ちます。
病気が固まってしまい、カンタンに取りのぞけなくなっているイメージで「痼」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「疾」は人が矢に当たりケガをしたため、台にもたれかかっていることを意味しているそうです。
そこから、病を意味する「疾」が成り立ちました。
部首も、「疒」の「やまいだれ」となっていますよ。
病気がそこに固定されてしまったら、取りのぞくのは確かに難しいよね。
この言葉、どう使う?
- 痼疾がなくても、私はすでに老いぼれだ。
- 今までの人生、ずっと痼疾に悩まされてきた。
- 痼疾を取りのぞけるのであれば、何でもしよう。
「痼疾」の類語
なかなか治らない病気、という意味の言葉が似ていますね。
- 持病・・・なかなか治らず、常に、または時々起こる病気のこと。身について直らない、悪いくせ。
- 宿痾・・・長い間治らない病気のこと。
- 宿疾・・・宿痾に同じ。
同じ読み方の熟語👀
- 固執・・・あくまでも自分の意見を主張して、ゆずらないこと。
- 個室・・・1人で使う部屋。多数の人が共同で使う、扉で仕切った箇所。
- 鼓室・・・中耳の主体となる部分で、鼓膜の内側にある空間のこと。
「痼疾」の熟語・ことわざ・慣用句
- 煙霞の痼疾・・・自然の風景を愛し、旅を好む習性。
持病ならもちろん知っていたけど、今回の熟語は知らなかったなぁ・・・。
本当は、持ちたくなんてないだろうけどね。
まとめ
「痼疾」は、なかなか治らない持病のことなんですね。
固まっていてすぐには治らず、長い間苦しませられている病気をイメージして覚えておきましょう!
「痼」は部首の「疒」の「やまいだれ」に、「固」です。
部首の「やまいだれ」は、病気に関する字に主に使われるとのこと。
「固」は固い、固まる、本来などの意味があるため、病気が固まり、カンタンには取りのぞけなくなっているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「疾」は人が矢に当たりケガをしたため、台にもたれかかっていることを意味することから、病を意味する「疾」が成り立ったようですね。
部首も、「疒」の「やまいだれ」となっています。