「彷徨」の意味と読み方とは?ヒントは「さまよう」

彷徨って、なんと読むのかな??

「彷徨」はね、「ほうこう」と読むんだよ。
彷徨の意味
[名](スル)当てもなく歩き回ること。さまようこと。「晩秋の野を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
彷徨はここに注意
どちらの漢字も1級のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「彷徨」の意味は、さまようことなんだね。

行くべきところがないのか・・・。

行き先が、ハッキリしていないようだね。
「彷徨」の「彷」は他に「彷う・彷う」とも読みます。意味は、
- あてもなく歩く。「彷徨」
- よく似ている。ハッキリしない。「彷彿」
となっています。あてもなく歩く他に、ハッキリとしないという意味もあるようですね。
「徨」は他に「徨う」とも読みます。意味は、
- あてもなく歩く。「彷徨」
となっています。意味はこれだけ、ひたすらさまよっているみたいですね。
どちらの漢字も行くあてがないようなので、目当ても頼るものもないまま、方向も分からず歩き続けているイメージで「彷徨」と覚えておきましょう!🧐
「彷」は部首である「彳」の「ぎょうにんべん」に、「方」となっています。
「ぎょうにんべん」は、行くことや道路などに関する字に主に使われますね。
「方」は向きや行き先、手段などさまざまな意味を持っています。
「方」に意味がたくさんあるように、行き先もたくさんあり、どこに行けば良いのか歩きながら迷ってしまっているイメージで「彷」を覚えてはいかがでしょうか?🚶♂️➡️
選択肢が多いと、余計に迷ってしまいますからね。
「徨」は部首である「彳」の「ぎょうにんべん」に、「皇」となっています。
「皇」は君主や、あわてるといった意味を持ちますよ。
慌てて出てきてしまったため、行き先が分からなくなりさまよっているイメージで「徨」を覚えてはいかがでしょうか?🚶♂️➡️

どこに行くのか、その方向すら分かっていないのかも知れないね。

この言葉、どう使う?
- 江戸の町を彷徨していて、気づいたことがある。
- 道を見失い、森の中を彷徨する。
- 夜の街を彷徨していたら、怪しい人物とすれ違った。
「彷徨」の類語
さまよう、という意味の言葉が似ていますね。
- 漂泊・・・さまよい歩くこと。流れただようこと。
- 流浪・・・住むところを定めず、さまよい歩くこと。
- 漂流・・・あてもなくさすらい歩くこと。風や潮のままに、海上をただよって流れること。
「彷徨」の対義語
「彷徨」は行く当てもなくさまようことなのに対して、こちらは当てがあり、さまよわないことになります。
- 土着・・・とある土地に住み着くこと。
同じ読み方の熟語👀
- 咆哮・・・ケモノなどが吠えさけぶこと。
- 方向・・・物の向き。進む向き。
- 芳香・・・いい香り。
- 放曠・・・こだわらず、心のおもむくままに振る舞うこと。
- 奉公・・・雇われて、その家の家事などに従事すること。
- 放光・・・光を放つこと。
- 奉行・・・命令で執行すること。
- 放校・・・校則違反の生徒を、学校から取り除くこと。
- 封候・・・諸侯に封じる。
- 砲口・・・砲身の弾が出る部分。
- 砲腔・・・砲身の中の空っぽの部分。
- 砲熕・・・大砲のこと。
- 報効・・・功を立て、恩返しをすること。
「彷徨」の熟語・ことわざ・慣用句
- 彷徨変異・・・個体変異という、同一種の生物の中で、遺伝子や染色体に関係なく、環境の影響によって生じた個体の形質の変異のこと。

行くあてがないなんて、なんだかかわいそう。

ただ、お目当てを決めずにあちこち歩き回っているだけかも知れないよ。
まとめ
「彷徨」は、さまようことなんですね。
どちらの漢字も行くあてがないので、目当てもないまま方向も分からず歩き続けているイメージで覚えておきましょう!🧐
「彷」は部首の「彳」の「ぎょうにんべん」に、「方」です。
「ぎょうにんべん」は、行くことなどに関する字に主に使われますね。
「方」は向きや行き先、手段などの色んな意味を持ちます。
「方」に意味がたくさんあるように、行き先もたくさんあってどこに行けば良いのか、歩きながら迷っているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🚶♂️➡️
選択肢が多いと、さらに迷ってしまいますよね。
「徨」は部首の「彳」の「ぎょうにんべん」に、「皇」です。
「皇」は、君主やあわてるといった意味を持つとのこと。
慌てて出てきたため、行き先が分からなくなってしまい、彷徨っているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🚶♂️➡️