「流涕」の意味と読み方とは?ヒントは「泣く」

流涕って、なんと読むのかな??

「流涕」はね、「りゅうてい」と読むんだよ。
流涕の意味
[名](スル)涙を流すこと。また、激しく泣くこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
流涕はここに注意
「涕」は1級の漢字のため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「涕」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「流涕」の意味は、激しく泣くことなんだね。

そんなに涙が流れているのかな・・・?

「涕」の漢字から、イメージしてみよう!
「流涕」の「流」は他に「る・流れる」とも読みますよね。意味は、
- 水のように流れるもの。「流水」など
- 水と一緒に流れる。「流木」など
- 川に流す。「放流」など
- 広がる。「流布」など
- さすらう。「流民」など
- それる。「流弾」など
- バツとして遠い所へ移す。「流刑」など
- なめらか。「流暢」など
となっています。他にもあるので、さまざまな意味が持てる漢字なんですね。😁
「涕」は他に「なみだ・涕く」とも読みます。意味は、
- なみだ。「涕洟」など
- なく。「涕泣」など
となっています。この漢字、どうやら泣いているようです。
涙が川のように流れていることから、激しく涙を流しているとして「流涕」を覚えてはいかがでしょうか?💧💧
「流」は「さんずい」に「㐬」となっています。
「㐬」は単体ではほぼ見ることはありませんが、子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくる、とイメージして「流」を覚えましょう!
「涕」は部首である「さんずい」に、「弟」となっています。
「さんずい」は、水の状態などの水に関する字に主に使われますね。
「弟」は弟、門人などの意味の他に、自分を謙遜していう語の意味もあります。
門人、つまり門下生などは師匠から教えを受ける人ですので、立場的には下ですね。
そこから、教えてもらえるのが嬉しすぎて泣いて喜んでいるように、下に流れる水で涙をイメージして「涕」を覚えてはいかがでしょうか?💧

「涕」は誰が泣いているのか、イメージしてみると覚えやすそう!

この言葉、どう使う?
- あのような状況でどうして流涕したのか、今となっては分からない。
- 周囲の子供は、流涕している小さな子をどうすれば良いのか分からず、困っていた。
- 流涕はなかなか止まらなかった。
「流涕」の類語
激しく泣く、という意味の言葉が似ていますね。
- 啼泣・・・声をあげて泣くこと。
- 哀哭・・・声をあげて泣き悲しむこと。
- 号泣・・・大声で泣くこと。
同じ読み方の熟語👀
- 竜蹄・・・すぐれた馬のこと。
「流涕」の熟語・ことわざ・慣用句
- 悽愴流涕・・・周囲の人が痛々しく感じるほど、悲しんで涙を流していること。

涙がどんどん溢れて、流れているんだね。

そうみたい。
今回は、「涕」を覚えることを優先すれば問題無いと思うよ。
まとめ
「流涕」は、激しく泣くことなんですね。
涙が川のように流れることから、激しく涙を流しているとして覚えてはいかがでしょうか?💧💧
「流」の「㐬」は子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくるイメージで覚えましょう!
「涕」は部首の「さんずい」に、「弟」です。
「さんずい」は、水に関する字に主に使われますね。
「弟」は弟、門人などの他に、自分を謙遜していう語の意味もあります。
門下生などは師匠から教えを受ける人なので、立場的には下ですよね。
そこから、教えてもらえるのが嬉しくて泣いて喜ぶように、下に流れる水で涙をイメージして覚えてはいかがでしょうか?💧