「慷慨」の意味と読み方とは?ヒントは「なげく」

慷慨って、なんと読むのかな??

「慷慨」はね、「こうがい」と読むんだよ。
慷慨の意味
[名・形動](スル)
1 世間の悪しき風潮や社会の不正などを、怒り嘆くこと。「社会の矛盾を—する」「悲憤—」
2 意気が盛んなこと。また、そのさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
慷慨はここに注意
「慷」は1級の漢字のため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「慷」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「慷慨」の意味は、社会の不正などを怒り嘆くことや、意気が盛んなことなんだね。

「慷」って読むのか・・・。

「康」は「こう」と読むからね、少しは覚えやすいと思うよ!
「慷慨」の「慷」は他に「慷く」とも読みます。意味は、
- なげく。気が高ぶる。「慷慨」
となっています。嘆いてはいても、落ち込んではいないのかも知れません。
「慨」は他に「かい・慨く・慨る」とも読みます。意味は、
- なげく。いきどおる。心を揺さぶる思いでいっぱいになる。「慨然」など
となっています。部首には注意しておきましょう!
社会の不正に心を揺さぶられて、気が高ぶり嘆いているイメージで「慷慨」と覚えておきましょう!🧐
「慷」は部首である「心」の「りっしんべん」に、「康」となっています。
「りっしんべん」は、意志や感情などの心の作用に関する字に主に使われますね。
「康」はやすらか、健康という意味をもっています。
自分の健康が心配になり、嘆いたり気が高ぶってしまうイメージで「慷」を覚えてはいかがでしょうか?😟
「慨」は部首である「心」の「りっしんべん」に、「既」となっています。
「既」はとっくに、つきるという意味を持っていますね。
「既」は食器に盛られた食べ物と、座った人が顔をそむける象形から尽きることを意味して成り立ったという話があります。
食べ過ぎて、むせてしまっているのかも知れませんよね。
そこから、心がつまる意味で「慨」が成り立ったと言われていますよ。🧐

ただ嘆いているわけではなさそうだね。

この言葉、どう使う?
- 社会の矛盾を慷慨する。
- 本気で慷慨している声がきこえる。
- 例の件を知ったばかりなのに、あまり慷慨する様子はない。
「慷慨」の類語
怒り、なげくという意味の言葉が似ていますね。
- 憤慨・・・ひどく腹を立てること。
- 慨嘆・・・うれいなげくこと。憤りなげくこと。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは7つのみ並べます。
- 光害・・・過剰な光による害のこと。
- 梗概・・・物語などのあらすじのこと。
- 校外・・・学校の外のこと。
- 後害・・・将来ふりかかってくる災難のこと。
- 口外・・・口に出して言うこと。
- 坑外・・・坑道の外のこと。
- 郊外・・・都市に隣接した地域のこと。
「慷慨」の熟語・ことわざ・慣用句
- 悲歌慷慨・・・自らの人生の悲劇などを悲しく歌い、いきどおって激しく嘆くこと。
- 悲憤慷慨・・・社会の不正や自分の運命などにいきどおりをおぼえ、嘆き悲しむこと。
- 慷慨忠直・・・忠義の心から激しく怒り、悲しむこと。

嘆いているのに、意気は盛んなんだ。

嘆かわしいことがあるからこそ、やる気をだしているのかも知れないね!
まとめ
「慷慨」は、社会の不正などを怒り嘆くことや、意気が盛んなことなんですね。
社会の不正に心を揺さぶられ、気が高ぶり嘆いているイメージで覚えておきましょう!🧐
「慷」は部首の「心」の「りっしんべん」に、「康」です。
「りっしんべん」は、意志などの心の作用に関する字に主に使われますね。
「康」は、やすらかや健康の意味を持ちます。
自分の健康が心配になり、嘆いたり気が高ぶってしまうイメージで覚えてはいかがでしょうか?😟
「慨」は部首の「心」の「りっしんべん」に、「既」です。
「既」はとっくに、つきるという意味を持ちますね。
「既」は食器に盛られた食べ物と、座った人が顔をそむける象形から尽きることを意味して成り立ったという話があるそうです。
食べ過ぎて、むせてしまっているのかも知れませんね。
そこから、心がつまる意味で成り立ったと言われていますよ。🧐