「冥利」の意味と読み方とは?ヒントは「利益」

冥利って、なんと読むのかな??

「冥利」はね、「みょうり」と読むんだよ。
冥利の意味
1 仏・菩薩 (ぼさつ) が人知れず与える利益 (りやく) 。
2 知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行の報いとして受ける幸福。「—がいい」
3 ある立場にいることによって受ける恩恵。「役者—」「男—」
4 職業や身分を表す語の下に付けて、それにかけて誓うという意を表す。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
冥利はここに注意
「冥」の読み間違いに、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「冥利」の意味は、知らない間に神仏から受ける利益や、とある立場にいることにより受ける恩恵のことなんだね。

そういえば、冥利に尽きるとか聞いたことがあったなぁ。

その立場にいる人にって、これ以上の幸せはないと感じていることだね。
「冥利」の「冥」は他に「めい・冥い」とも読みます。意味は、
となっています。暗い意味が多いですが、暗いからこそ目に見えないことも感じやすくなるのかも知れません。
「利」は他に「利く・利い・利し・利い」とも読みます。意味は、
- するどい。よく切れる。「鋭利」など
- すばやい。かしこい。「利発」など
- 都合がいい。「有利」など
- もうけ。「利潤」など
- ききめがある。
- 梵語などの音訳字。「舎利」など
となっています。頭の回転が速い人を、頭が切れる人とも言いますよね。かしこいわけです。
知らず知らずの間に受けているのは、見えていないからですよね。
暗くて見えないように、目には見えない神仏から受ける利益をイメージして「冥利」と覚えておきましょう!🧐
「冥」は部首である「冖」の「わかんむり」に、「日」と「六」になっています。
「わかんむり」は、字形から文字を整理するために設けられた部首とのこと。
「冖」は、布などを上からかぶせる意味を持っています。
とある場所に、覆うものを両手でかけることを意味して、そこから暗いことを意味して「冥」が成り立ったと言われていますよ。
「利」は部首である「りっとう」に、「禾」となっています。
「りっとう」は刃物などに関する字に主に使われ、「禾」は穀物の総称や穀物の穂先にある細い毛の意味を持つとのこと。
穀物を栽培するのに、するどい刃物のようなものがあれば土を耕すこともやりやすくなりますよね。🧐
そこから、役に立つとして「利」が成り立ったと言われています。

とっても良いことが起こりそう!

この言葉、どう使う?
- このままでは、冥利が悪いではないか。
- 冥利がいい。
- 役者冥利に尽きる。
「冥利」の類語
知らず知らずの間に神仏から受ける利益、という意味の言葉が似ていますね。
- 冥加・・・気づかないうちに授かっている、神仏の加護のこと。
- 加護・・・神仏の力により、衆生を守り助けること。
- 冥護・・・神仏がひそかに加護すること。
同じ読み方の熟語👀
- 名利・・・名誉と利益。
「冥利」の熟語・ことわざ・慣用句
- 冥利が悪い・・・神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたること。
- 冥利に尽きる・・・その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思うこと。

僕にも、なにか良いことが起こらないかな~。

善行を積んだ方が、良いかも知れないね。
まとめ
「冥利」は知らない間に神仏から受ける利益や、とある立場にいることにより受ける恩恵のことなんですね。
知らず知らずの間に受けているのは、見えていないからです。
暗くて見えないように、目には見えない神仏から受ける利益をイメージして覚えておきましょう!🧐
「冥」は部首の「冖」の「わかんむり」に、「日」と「六」です。
「わかんむり」は、字形から文字を整理するために設けられた部首だそうですね。
「冖」は、布などを上からかぶせる意味を持っていますよ。
ある場所に、覆えるものを両手でかけることを意味し、そこから暗いことを意味して成り立ったそうです。
確かに、覆ってしまったら暗くなってしまいますからね。
「利」は部首の「りっとう」に、「禾」です。
「りっとう」は刃物などに関する字に主に使われ、「禾」は穀物の総称などの意味を持つそうですね。
穀物を栽培するため、するどい刃物のようなものがあれば土も耕しやすくなりそうです。🧐
そこから、役に立つとして成り立ったと言われていますよ。