「頭注」の意味と読み方とは?ヒントは「上」
頭注って、なんと読むのかな??
「頭注」はね、「とうちゅう」と読むんだよ。
頭注の意味
書物などの本文の上欄に書き入れた注。頭書 (かしらが) き。冠注。ヘッドノート。⇔脚注。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
頭注はここに注意
「ずちゅう」ではありませんので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
もしかしたら、読み方を間違えてしまう可能性があるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「頭注」の意味は、本分の上に書かれた注釈のことなんだね。
頭上に注意の略かと思っちゃったよ・・・。
それで「ずちゅう」と間違えて読んでしまうことがありそうだね。
「頭注」の「頭」は他に「ず・と・じゅう・あたま・かしら・こうべ・かぶり・ほとり」と読みます。意味は、
- あたま。「頭部」など
- ものの上端。「頭注」など
- 最初。「初頭」など
- 上に立つ人。「船頭」など
「頭」は他にもいろんな意味を持ちますが、この中にものの上、という意味が含まれています。
「注」は他に「そそぐ・つぐ・さす」と読みます。意味は、
- そそぎ、流しいれる。「注入」など
- あつめる。「注目」など
- くわしく説明をいれる。「注釈」など
- 要件を書く。「注文」など
となっています。説明をいれる、という意味も持っていることが分かりました!
ものの上端に書かれた詳しい説明をイメージして「頭注」と覚えましょう。😄
「頭」は「豆」に「頁」となっていますね。「豆」は脚部分が長く、頭部分が膨らんでいる食器から来ているようです。「頁」は人の頭を強調したものなので、脚よりも上にある膨らんでいる部分、つまり頭部をイメージして「頭」と覚えてはいかがでしょうか?
「注」は「さんずい」と「主」になっています。「主」は台の皿の上で火が燃えていることから、そこに止まっている火を意味しています。そこから、静止していて動かない大黒柱のような存在として「ヌシ」を意味するようになったそうです。
そして、動かないところに水をそそいで貯えるために「注ぐ」を意味するこの漢字が出来たそうですよ。🧐
読み方ですが、これは読み間違いを防ぐためにこちらをイメージしましょう。
脚注という言葉もあり、こちらは文の下、つまり脚部に書かれた注釈となっています。なので、「頭注」は逆に頭部に注釈が書かれている、というイメージをしてみてください(頭上ではありません。🧐)
本文の上に書かれている、というのを覚えよう。
この言葉、どう使う?
- 頭注も何もないから、ここの意味がよく分からないなぁ・・・。
- 作者さ~ん、ここの頭注間違っていませんか?
- セリフで説明すると長くなるから、ここは頭注を使おう!
「頭注」の類語
書いたことに対しての説明を書く、という意味の言葉が似ています。
- 注釈・・・補足的な説明を書くこと。
- 訳注・・・翻訳と注釈のこと。
- 小書き・・・文章の中に注釈などを小さな文字で書くこと。
「頭注」の対義語
「頭注」は上部分にかかれたものに対して、こちらは下部分に書かれたものになります。
- 脚注・・・本などで、本文の下に書かれた注釈のこと。
同じ読み方の漢字👀
- 頭註・・・頭注と同じく、書物などの本文の上に書き入れた文のこと。
これがあるおかげで、本もだいぶ読みやすくなるよね。
あまり多いとくどいかも知れないけど、専門用語などには書いておいた方が良いんじゃないかな。
まとめ
「頭注」は、本分の上に書かれた注釈のことなんですね。
ものの上に書かれた、詳しい説明をイメージして覚えておきましょう!
「頭」の「豆」は脚部分が長く、頭部分が膨らんでいる食器から来ているようですね。「頁」は人の頭を強調したものなので、脚よりも上にある膨らんでいる部分、頭部をイメージ出来ます。
「注」の「主」は、静止していて動かない大黒柱のような存在として「ヌシ」を意味することになったようですね。そして、この動かない所に水をそそいで貯えるために「注ぐ」を意味するこの漢字が出来た、と覚えておきましょう。🧐
漫画やビジネス書でも、欄外に小さく説明が書かれていることがありますよね。
昔の方が多く書かれていた気もしますが・・・、やはりものによって違うのでしょうか。🤔