「反芻」の意味と読み方とは?ヒントは「繰り返す」

反芻って、なんと読むのかな??

「反芻」はね、「はんすう」と読むんだよ。
反芻の意味
[名](スル)
1 一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと。
2 繰り返し考え、よく味わうこと。「先生の言葉を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
反芻はここに注意
「芻」は1級のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くことはそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「反芻」の意味は、繰り返し考えることや、一度飲み下した食べ物を口の中に戻して、また噛みなおして飲み込むことなんだね。

一回飲んだのに、また戻して噛むのか・・・。

ある草食動物の多くがおこなう食物の摂取方法で、これで食物を擦り潰し消化するみたいだよ。
「反芻」の「反」は他に「ほん・たん・反る・反る・反く」とも読みます。意味は、
- はねかえす。「反射」など
- 繰り返す。「反芻」など
- そむく。逆らう。「反駁」など
- 逆。「反面」など
- ひっくりかえす。「反転」など
- 振りかえる。「反省」
- 布類の長さの単位。「反物」
- 土地の面積の単位。「反別」など
となっています。そむく場合は、「叛」の書きかえ字となっています。
「芻」は他に「す・しゅ・芻る・芻り・まぐさ・わら」とも読みます。意味は、
- くさかり。「芻蕘」
- まぐさ。ほし草。「反芻」など
となっています。草の意味を持っていますね。
ほし草を繰り返し味わっているイメージで、「反芻」と覚えておきましょう!🔄️
「芻」は色んな読み方がありますが、何度も繰り返すという「数」に関係ある熟語として読み方を覚えておくと良さそうです。🔢
「反」は部首である「又」と、「厂」になっています。
部首の「又」は、手の動作に関する字に主に使われているとのこと。
「厂」は切り立ったがけや、人の住居にできる岩穴の意味があります。
「厂」の中に、右手の「又」が入っていますよね。
岩のような重圧を手でくつがえすことから、「反」が成り立ったと言われていますよ。
「芻」の部首は、「くさかんむり」になっています。
「くさかんむり」は、草花の種類や状態などに関する字に主に使われますよね。
どこにあるのと思われるかも知れませんが、異体字である「蒭」には使われているようです。🤔
「勹」という包む意味を持つ漢字の中に、「屮」という左手の意味を持つ漢字をいれてあげましょう。
ほし草を左手で包むようにして集めて、積み重ねているイメージで「芻」を覚えてはいかがでしょうか?🧐

繰り返し味わおう。

この言葉、どう使う?
- 先生の言葉を反芻することによって、やっと覚えることができた。
- 反芻してみて、やっと分かったことがあるんだ。
- 昨日のできごとを、はじめから反芻してみた。
「反芻」の類語
よく味わい、理解するという意味の言葉が似ていますね。
- 玩味・・・食べ物をよく噛み、味わうこと。文章などの意味を、よく理解して味わうこと。
- 噛み砕く・・・難しい内容を、やさしい言葉を使い分かりやすくすること。また、噛んで粉々にすること。
- 咀嚼・・・食べ物をよく噛んだり、文章などの意味をよく考えて理解すること。
同じ読み方の熟語👀
- 反数・・・ある数の符号を変えた数で、aに対して−aを反数という。
- 半数・・・全体の半分の数。

「芻」って、読み方が少し多いなぁ・・・。

部首もぱっと見えないから、ちょっと混乱してしまうかも知れないね。
繰り返し考えてみよう!
まとめ
「反芻」は繰り返し考えることや、一度飲み下した食べ物を口の中に戻して、また噛みなおして飲み込むことなんですね。
ほし草を繰り返し味わっているイメージで覚えておきましょう!🔄️
「芻」は、何度も繰り返すという「数」に関係ある熟語として読み方を覚えておくと良さそうです。🔢
「反」は部首の「又」と、「厂」です。
部首の「又」は、手の動作に関する字に使われているそうで、「厂」は切り立ったがけや、人が住める岩穴の意味があるとのこと。
「厂」の中に「又」が入っていることからもイメージできるように、岩のような重圧を手でくつがえすことから成り立ったと言われています。
「芻」の部首は、「くさかんむり」です。
「くさかんむり」は、草花の種類などに関する字に主に使われますよね。
どこにあるのと思われるかも知れませんが、異体字である「蒭」には見られます。🤔
「勹」という包む意味を持つ漢字の中に、「屮」という左手の意味を持つ漢字をいれましょう。
ほし草を左手で包むようにして集めて、積み重ねているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐