「牛後」の意味と読み方とは?ヒントは「したがう」
牛後って、なんと読むのかな??
「牛後」はね、「ぎゅうご」と読むんだよ。
牛後の意味
牛の尻。強大な者の後に従い、使われる者のたとえ。牛尾。→鶏口 (けいこう)
出典 デジタル大辞泉(小学館)
牛後はここに注意
午後ではありませんので、勘違いしないようにしましょう!
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
書くことも読むこともカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「牛後」の意味は、牛のお尻でもあり、強者にしたがい使われる側の者のたとえのことなんだね。
牛後と書くと、そういう意味があるんだねぇ。
これは知らなかった人もいるかも知れないね。
「牛後」の「牛」は他に「ご・うし」とも読みますよね。意味は、
- うし。「牛乳」など
動物の牛のことですね。🐄
ちなみに、七夕の彦星は牽牛星とも言われ、こちらにも牛が使われていますよ。
「後」は他に「こう・のち・うしろ・あと・後れる・しり」と読みますよね。意味は、
- あと。「後日」など
- うしろのほう。「背後」など
- しり。「鶏口牛後」
- おくれる。「後進」
となっています。あとのほうだったり、うしろのほうにある時に使えますね。そして、この中に「しり」という意味で使われているものがありますね!
牛の尻のたとえ、大きな集団や強者の(集団の中で)後ろの方。後れている。
という意味もあわせてイメージして、強者にしたがい使われる側の者のたとえと覚えてはいかがでしょうか?
「牛」は、読み書きがとってもカンタンですね。
ですが、日常的にみる「午後」の「午」と間違えやすいので、注意しておきましょう!
この漢字は、角のあるウシの象形から成り立ったそうですよ。🐮
「後」は、部首である「ぎょうにんべん」のとなりに「幺」と「夂」になっています。
「ぎょうにんべん」は、移動や道路などに関する字に主に使われますね。
「幺」は小さいや幼いと言う意味があり、「夂」は遅れて後ろからついて行くという意味があるようです。🧐
この漢字から、小さい子が後から遅れてやってくるイメージで覚えることもできそうですね!
書くときは問題無いけど、読む時にちらっと見ただけだと勘違いしやすい言葉だね!
この言葉、どう使う?
- 牛後ではなく、鶏口を目指しなさい。
- 鶏口牛後ともいうけど、僕は使われている方が気が楽でいいなぁ。
- 鶏口牛後ともいうし、せっかくなら小さくても良いから一番上になりたいな!
「牛後」の類語
完全に同じではありませんが、使われる側の意味の言葉は似ていますよね。
- 部下・・・上の人の指示にしたがう人。
- 下働き・・・人の下について働くこと。
- 末端・・・組織内ではしっこの方。
「牛後」の対義語
「牛後」は大きな組織の末端のような存在なのに対して、こちらは小さな組織のトップになります。
- 鶏口・・・ニワトリの口。小さな組織のトップのたとえ。
「牛後」の熟語・ことわざ
- 鶏口牛後・・・大きな集団や強者にしたがうより、小さくてもいいので一番上の者となったほうが良いということ。
- 鶏口となるも牛後となるなかれ・・・上に同じ。
僕には牛後が向いている気がしてるんだけどね・・・。
人それぞれだけど、上を目指すのも良いことだよ。
まとめ
「牛後」は、使われる者をたとえている言葉なんですね。
牛の尻のたとえ、大きな集団や強者の集団の中、後ろの方。つまり後れている。
という意味もあわせて、強者にしたがい使われる側の者をイメージして覚えてみましょう!
「牛」は「午後」の「午」と間違えやすいので、注意しておきましょう。
角のあるウシの象形から、この漢字が成り立ったそうです。🐮
「後」は、部首の「ぎょうにんべん」のとなりに「幺」と「夂」が縦に並んでいますね。
「ぎょうにんべん」は、移動や道路などに関する字に主に使われます。
「幺」は小さいや幼いと言う意味が、「夂」は遅れて後ろからついて行くという意味があるとのこと。🧐
この漢字から、幼子が後から遅れてついて来ているイメージで覚えることもできそうです!
「牛後」も悪いことだけではないはずです、指示を出してもらえますからね。
鶏口と比べてみましょう、アナタはどちらになりたいですか・・・?🧐