「股肱」の意味と読み方とは?ヒントは「頼りになる」
股肱って、なんと読むのかな??
「股肱」はね、「ここう」と読むんだよ。
股肱の意味
《「股」はもも、「肱」はひじ。「股肱」で手足の意》主君の手足となって働く、最も頼りになる家来や部下。腹心。「―の臣」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
股肱はここに注意
どちらも音読みですが、「肱」と「肘」を間違えないようにしましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
どちらも体の部位なので、覚えやすい熟語になっています。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「股肱」の意味は、もっとも頼りになる部下のことなんだね。
孤高なら知っていたけど、股肱は知らなかったなぁ。
聞いたことがない人も、多いんじゃないかな。
「股肱」の「股」は他に「もも・また」と読みますよね。意味は説明不要かも知れませんが、
- 足のつけね。「股間」など
- 頼りになる部下。「股肱」
となります。体の一部である股ですね!
「肱」は他に「ひじ」と読みます。意味は、
- ひじ。かいな。また、頼みとするもの。「股肱」
となっています。「ひじ」と聞くと、「肘」の方が先に思い浮かんでくるのではないでしょうか?
「肘」は腕の関節の外側にある部分のこと、そして「肱」は肩からひじまで、または肩から手首までとなっています。
「肱」の意味に、「腕」ともありますからね。💪
「肱」が手、「股」が足をイメージしており、合わせて手足となって働く、頼りになる部下・家来という意味の「股肱」となります。
漢字の書き方はとてもカンタンです、「股」は「月」と「殳」を、「肱」は「月」と「厷」を並べてあげましょう。
「そういえば、なんで月なんだろう・・・?🤔」となりませんでしたか?
これは、「肉」の文字が変わって「月」になったといわれています。そして、これは「にくづき」と呼ばれており体に関する文字に使われています。
「肉体」の代わりに「月」になったのですね。
「肉」の方が覚えやすかったかも・・・?
この言葉、どう使う?
- 彼の股肱として、日々奮闘しているようです。
- 股肱は私の手足も同然、簡単に手放すわけにはいかぬ。
- 誰でもいいわけではない、股肱が今すぐ必要だ。
「股肱」の類語
頼りになる人、という意味の言葉が似ていますね。
- 側近・・・偉い人の近くに仕える人。
- 補佐官・・・人を助ける役の人。
- 番頭・・・商家などの使用人の頭。または、警護する人。
同じ読み方の熟語👀
- 孤高・・・一人でいること。
- 戸口・・・戸数と人口のこと。
- 虎口・・・とても危ないところ。
- 枯槁・・・草木が枯れること。
- 糊口・・・ほそぼそとした暮らしをすること。
「股肱」の熟語・ことわざ
- 股肱之臣・・・上の人の手足となり働く人。頼りになる部下。
- 股肱右翼・・・上の人を助ける人、補佐のこと。
僕も、誰かから頼りにされてみたいな!
信頼をつみ重ねていこう!
まとめ
「股肱」は、もっとも頼りになる部下のことなんですね。
「肘」は腕の関節の外側にある部分のこと。「肱」は肩からひじまで、または肩から手首までとなっています。「肱」は「腕」でもありますからね。💪
「肱」は手、「股」は足で、どちらも合わせて手足となり働く頼りになる部下をイメージしましょう!
「股」は「月」と「殳」を。
「肱」は「月」と「厷」を並べてあげましょう。
漢字に、なぜ「月」が使われているか。
「肉」が「月」に変わったみたいですね。これは「にくづき」と呼ばれ、体に関する文字に使われています。
「肉体」の代わりに「月」になったんですね。
「ここう」と聞いて、一番思いうかぶのは「孤高」だと思っています。そこに、「股肱」も加えてみませんか?
知識を増やし、大事な時に知恵を発揮できるようになれば、「股肱」と呼ばれる人物になれるかもしれませんね・・・!😀