「海容」の意味と読み方とは?ヒントは「寛容」
海容って、なんと読むのかな??
「海容」はね、「かいよう」と読むんだよ。
海容の意味
[名](スル)海のように広い寛容な心で、相手の過ちや無礼などを許すこと。主に手紙文で用いる。「失礼の段、ご―ください」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
海容はここに注意
「容」の使い方に、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「海容」の意味は、海のような広い心を持つことなんだね。
確かに!海って広いもんねぇ。
とってもカンタンだから、覚えておこう!
「海容」の「海」は他に「うみ」とも読みますよね。意味は、
- うみ。「海洋」など
- うみと同じように、大きくて広い。たくさん集まっているところ。「雲海」など
- 海のような寛容な心があるさま。「海容」など
となっています。
「容」は他に「かたち・容れる・容す」とも読みます。意味は、
- いれる。おさめる。「収容」など
- ゆるす。「許容」など
- かたち。「容姿」など
- ゆとりがあること。「従容」
となっています。「ゆるす」はあまり覚えがないかもしれませんが、「許容」にも使われていますよね。
海と同じような大きさの容器(心)を持っている、そしてその心でゆるすイメージということで「海容」と覚えてはいかがでしょうか?
「海」の漢字はとてもカンタンですが、これは「さんずい」と「毎」が並んでいますよね?この「毎」の部首は「母」となっています。
「母なる海」とも言われるので、水に関することに使われる「さんずい」と「母」が使われているのはとても覚えやすいとは思いませんか?😁
「容」もカンタンに書けますね、「うかんむり」の下に「谷」を書くだけです。
「うかんむり」は屋根をあらわしていますので、その下に谷という大きいものが入れられる、としてこの漢字を覚えてもいいのではないでしょうか。
(実際の成り立ちは、谷ではなく口の意味を持っているようですよ)
僕も、広い心を持っていたいと思っているよ。
この言葉、どう使う?
- 手紙での挨拶となりますこと、ご海容ください。
- こちらの不手際にもかかわらず、ご海容いただきありがとうございました。
- ご海容のほど、よろしくお願い申し上げます。
「海容」の類語
ゆるす、という意味の言葉が似ているのではないでしょうか。
- 寛恕・・・。ゆるすこと。
- 容赦・・・多めにみて、ゆるすこと。また手加減すること。
- 堪忍・・・怒りを堪えて、ゆるすこと。
「海容」の対義語・・・?
「海容」は広い心でゆるすことですが、こちらは心が狭く、受け入れない。ゆるさないことになります。
- 不寛容・・・心がせまい。ゆるさず厳しくすること。
同じ読み方の熟語👀
- 海洋・・・大きく、広い海のこと。
- 潰瘍・・・皮膚などがただれて欠損している状態。
- 解傭・・・雇用主が使用人に暇をあたえること。解雇とも。
僕が何か問題をおこしても、ゆるしてくれる・・・?
ゆるすよ!(多分・・・)
まとめ
「海容」は、海のような広い心を持つ事なんですね。
海と同じ位の大きさの心を持っているため、その広い心でゆるすイメージで覚えてみましょう!🤗
「海」は「さんずい」に「毎」となっていますね。そして、「毎」の部首は「母」となっています。「母なる海」とも言われるので、水に関することに使われる「さんずい」に「母」が使われているのは、覚えやすい気がしますね。😆
「容」は「うかんむり」の下に、「谷」を書くだけとなっています。
「うかんむり」は屋根であり、その下に谷のような大きいものが入れられるイメージで覚えて見ても良さそうですよね。
実際は、谷ではなく口の意味を持っているようですが・・・!
2つの漢字を見れば、どういった意味を持つのかが何となく分かったのではないでしょうか。
いつも怒ってばかりの人を見ると気分も悪いですし、できれば海のように広い心を持っていたいものですね!😄
こちらはいかがでしょうか?
できないからといって叱ってばかりではなく、海のような心をもちましょう!
とはいっても、すぐに変わるのはとても難しいですよね・・・😅まずは叱ることを抑えることから始めてみましょう。
特に、こちらは教師の方向けの「叱らない」指導のための本になります。たまには視点を変えてみましょう!
怒ってばかりはダメだよね。