「山祇」の意味と読み方とは?ヒントは「神さま」
山祇って、なんと読むのかな??
「山祇」はね、「やまつみ」と読むんだよ。
山祇の意味
山の霊。山の神。
「たたなはる青垣山―の奉 (まつ) る御調 (みつき) と」〈万・三八〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
山祇はここに注意
「祇」の読み方に注意しましょう!また、「祗」というとても似た漢字もあるのでこちらも注意!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「祇」の読みが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「山祇」の意味は、山の神さまのことなんだね。
海だと「神」が使われていたけど、こっちは違うんだね。
実は、「祇」にも同じような意味があるんだよ。知っていたかな?
「山祇」の「山」は他に「さん・せん」と読みますよね。説明不要でしょうが、意味は
- やま。「山脈」など
- 山みたいに盛り上がること。「山積」など
- 寺院。「山号」など
となっています。これは大丈夫ですね、問題は次なのですが・・・、
「祇」は他に「ぎ・くにつかみ」と読みます。意味は、
- 土地の神。「神祇」
となっています。天のかみさまは「神」なのに対して、とくに地のかみさまを「祇」といいます。
山の神さまということで、「山祇」と覚えましょう!とは言っても、読み方は覚えにくいのではないでしょうか。🤔
「つ」というのは「の」の意味を持っており、「み」は「霊」の意味を持つ。そういう話があります。
山の霊(神)=やまつみ。
と覚えましょう!
「山」は、連なっている山の象形からできたそうですよ。
「祇」もカンタンに書くことができます。
部首である「示」は、神さまにいけにえをささげるための台として。
「氏」は表現が重いのでカンタンに言うと、人間の意味としてイメージして覚えてください。
似た漢字で「祗」があるので、間違えないように注意しましょう!👍
「祇」の漢字の間違いに注意しよう!
この言葉、どう使う?
- 今年は山で動物があまりとれないな・・・、もしや山祇さまが怒っているのではないか。
- 山祇さまのお力が、以前よりも増しているようだ。
「山祇」の類語
山の神、山の主という意味の言葉が似ていますね。
- 山霊・・・山の神さま、精霊のこと。
「山祇」の対義語
「山祇」は山の神さまですが、それに対して下の言葉は海の神さまになります。
- 海神・・・海の神さま。
カッコいいけど、少し怖くもあるなぁ。
畏怖する気持ちがあるからだろうね。
まとめ
「山祇」は、山の神さまのことなんですね。
「つ」というのは「の」の意味を持っていて、「み」は「霊」の意味を持つ、という話があります。
山の霊(神)=やまつみ
と、読み方を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「山」は、連なっている山の象形からできたとのこと。
「祇」の部首の「示」は、神さまにいけにえをささげるための台として。
「氏」は、人間の意味を持つイメージをしてみましょう!
「祗」が似ているため、間違えないように念のため注意が必要ですね。
場所によって呼び方が変わるようです、最初は少し読みにくいですが・・・。
普段は使わない言葉になりますが、読み方を覚えておいて損はしません!