「奇禍」の意味と読み方とは?ヒントは「災難」
奇禍って、なんと読むのかな??
「奇禍」はね、「きか」と読むんだよ。
奇禍の意味
思いがけない災難。「―に遭う」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
奇禍はここに注意
「禍」の書き方に、少しだけ注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンな方なため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「奇禍」の意味は、思ってもいなかった災難にあうことなんだね。
災禍にも似ているね。
そうだね、これと一緒に覚えてもいいと思うよ。
「奇禍」の「奇」は他に「奇しい・奇し・奇しい」とも読みます。意味は、
- 普通とは何かが違う。めずらしい。「奇妙」など
- 思いがけない。「奇遇」など
- 特にめずらしい。すぐれている。「奇才」など
- わりきれない。「奇数」
となっています。大きいくくりで言うと、普通ではない、ということですね。
「禍」は他に「禍い・まが」と読みます。意味は、
- わざわい。「禍根」など
となっています。こちらに、わざわいという意味がありますよね。
思いがけない、普通ではない、めずらしいわざわいのイメージで「奇禍」と覚えましょう!
「奇」はカンタンに書けます、部首である「大」の下に「可」を書くだけですからね。😆
「禍」の方は似た漢字があり、もしかしたら書くときに間違った字を書いてしまうかも知れないので、覚えておきましょう!
とは言っても難しいものではありません、似たような字の「渦」は左側の部首がさんずいですね?さんずいは液体に関する字に使われます。
そして「禍」の方はというと、左側にある部首が「ネ」、つまり「しめすへん」となっていますね。
「しめすへん」というのは、神様やお祭りに関する字に使われるようです。
「禍」のどこが祭りや神なのか?🤔
そう思うかも知れませんが、「禍」の対になる「福」は幸せ、または神からの助け、という意味をもっています。
そのため、その逆もまた神に関係しているということにしておきましょう。
「禍」の書き方、間違えないようにしようね。
この言葉、どう使う?
- 公園にむかう途中、奇禍にあった。まさか、急に犬が飛び出してくるとは・・・。
- 奇禍だと思っていたが、実はちゃんとした理由があったようだ。
- 急いでいるのに、こんなところで奇禍にあってしまうとはとんだ災難だ。
「奇禍」の類語
災難にあう、という意味の言葉が似ていますね。
- 災禍・・・思ってもいなかった災難。天災や事故によるわざわいのこと。
- 災厄・・・わざわい。
- 厄・・・わざわい。
「奇禍」の対義語
「奇禍」は思いがけない不運なのに対して、こちらは思いがけない幸運になります。
- 僥倖・・・思いがけない幸運のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 気化・・・液体が気体に変わること。
- 奇貨・・・めずらしい荷物。
- 帰化・・・ほかの国の国籍を得て、その別の国の国民になること。
- 季夏・・・晩夏。夏のおわり。
- 机下・・・手紙で、相手への敬意をあらわすためにあて名の横に書く字。
思いがけない不運は、できるだけ避けたいなぁ・・・。
それは難しいんだよね、だからこそ対応力を身に着けよう。
まとめ
「奇禍」はめずらしい、思いがけない災難ということですね。
めずらしいわざわいのイメージで覚えておきましょう!
「奇」は部首の「大」の下に「可」を書くだけとなっていますね。
「禍」は左側にある部首が「ネ」、つまり「しめすへん」となっており、神様やお祭りに関する字に使われます。
「禍」の対になる「福」は、幸せや神からの助けという意味をもっているため、その逆もまた神に関係している、として覚えておきましょう!
この禍いは、めずらしいため衝撃も強く、忘れることはなかなか無さそうです。
今までで、なにか「奇禍」と呼べるようなできごとに遭遇したことはありますか?🤔