「先登」の意味と読み方とは?ヒントは「一番」
先登って、なんと読むのかな??
「先登」はね、「せんとう」と読むんだよ。
先登の意味
1 まっさきに敵の城に攻め入ること。一番乗り。さきがけ。
2 いちばん先に行うこと。また、いちばん先に到着すること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
先登はここに注意
そのまま先に登ると覚えてしまうと少し違うので、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きが、とてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「先登」の意味は、一番先に行くこと、おこなうことなんだね。
先駆けみたいなものかな。
そうだね、覚えやすい言葉だとは思う。
「先登」の「先」は他に「さき・先ず」とも読みますよね。意味は、
- 位置的に前。「先頭」など
- 時間的に前。「先日」など
- 先にする。「優先」など
となっています。また、「先」は「尖」の代用として使われているものもあります。「先鋭」も、そうですね。
「登」は他に「と・登る」とも読みますよね。意味は、
- 高いところにいく。「登頂」など
- 進みでる。「登場」など
- 高い地位につく。「登用」など
- 公式の書類にのせる。「登記」など
となっています。登る、以外にも意味がちゃんとありますね。
先にのぼる、というよりは先に進み出る、先に登場するイメージで「先登」と覚えてはいかがでしょうか?
今回の漢字はどちらもカンタンに書くことができます、読み方も問題はありませんが、使う漢字だけは間違えないように注意しておきましょう。😆
「先」は下の「にんにょう」が部首となっており、「にんにょう」は人の歩くさま、または跪いたさまが元になっていると言われています。
この漢字は上部分が足あと、下が人をあらわしているそうです。
そんな足あとが人の上にあることから、足の方が上、前に進んでいるとして「先」が成り立ったそうですよ。🚶♂️
「登」は上部分の「はつがしら」が部首となっており、その下に「豆」が入っています。
「はつがしら」は、足の動作に関する字に使われるとのこと。
実は、この漢字の中に両足と両手の象形があるようですよ!
同じ読み方の漢字が多いから、迷っちゃうね。
この言葉、どう使う?
- おかしい、さっきまで先登の部隊にいたはずだが・・・いったいどこへ?
- 班長が先登となり進めたため、みな一丸となってうまくいくことができた。
- 今となってみれば、私が先登だったようだ。
「先登」の類語
最前線や一番先、という意味の言葉が似ていますね。
- 最先端・・・ここでは、流行などの一番新しいこと。また、何かの分野で一番進んでいること。
- 陣頭・・・軍の先頭や第一線のこと。
- 先頭・・・一番前、先。
「先登」の対義語
「先登」は一番先に行くということなのに対して、こちらは後ろの方にいることになります。
- 後尾・・・列などで、後ろの方のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 戦闘・・・何かとたたかうこと。
- 剪刀・・・特に外科用に使うはさみ。
- 銭湯・・・お金を支払い入る浴場。
- 尖塔・・・一番上がとがった形の塔。
- 仙洞・・・仙人が住むところ。
- 船灯・・・船の灯りのこと。
- 先頭・・・一番先。
僕はかけっこでも、一番前になったことはないなぁ。
後ろから状況を見てから進んでもいいからね。自分のペースで行こう。
まとめ
「先登」は一番先に行くこと、おこなうことなんですね。
登るというよりは、先に行くという意味で覚えましょう!
「先」は下の「にんにょう」が部首で、「にんにょう」は人の歩くさまや跪いたさまが元になっている説があります。
上部分が足あと、下が人をあらわしているようですので、足あとが人の上にあることから、足の方が上、前に進んでいるとして覚えておきましょう!
「登」は上の「はつがしら」が部首で、その下に「豆」です。
「はつがしら」は、足の動作に関する字に使われるそうですね。
この漢字の中に、両足と両手の象形があるとのこと!
同じような意味でよく聞くのは先頭だと思いますが、こちらも一応覚えておきたいですね。😆