「越訴」の意味と読み方とは?ヒントは「うったえる」
越訴って、なんと読むのかな??
「越訴」はね、「おっそ」と読むんだよ。
越訴の意味
1 江戸時代、管轄の役所・役人を越えて上級の官司に提訴したこと。直訴 (じきそ) ・駆け込み訴えはこの類。
2 中世、敗訴人が裁判に誤りがあるとの理由で、上訴・再審請求をしたこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
越訴はここに注意
「越」の読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読みが少々やっかいなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「越訴」の意味は、再審をもとめて訴えることなんだね。
「越」だと思ってたから、読み間違っちゃった・・・。
「越訴」でも変換できるし、良いみたいだよ。
「越訴」の「越」は他に「えつ・おち・越える・こし」とも読みます。意味は、
- (ある場所を)こえる。「越境」など
- (ある範囲を)こえる。「越訴」など
- ある程度、範囲よりもすぐれている。「卓越」など
となっています。役人を越えて上級の官司に提訴したこと、とあるとおり範囲を越えるという意味がありますね。
他に、国名などでも使われています。
ベトナムを漢字1文字で表すと「越」になります。せっかくなので、覚えておきたいですね。😆
「訴」は他に「訴える」と読みますよね。意味は、
- うったえる、申し出る。「讒訴」など
- 不満や苦痛などを言い、同情をもとめる。「泣訴」など
となっています。こちらに、うったえるという意味がありますよね。
「越」はそのままのイメージで、もともとの範囲を飛び越えて、「訴」にあるように、訴える!ということで「越訴」と覚えましょう。
読み方に関しては、「誰かを通してたらおっそすぎて待てないよ!上の人に直接言ってしまおう!」というイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?😄
「越」の書き方はカンタンですね、部首である「そうにょう」に「戉」がのっています。
「そうにょう」は走ることや行くことに関する字に使われており、「戉」はおおきな斧をあらわしているとのこと。
「訴」は部首である「言」に「斥」が使われていますね。
「斥」は、しりぞけるという意味を持っています。
「排斥」にも使われていますよね。
相手の言い分をしりぞけるために言う、として「訴」を覚えておくのはいかがでしょうか?🧐
「訴」の意味と書き方を覚えておこう!
この言葉、どう使う?
- 越訴をうけいれる。
「越訴」の類語
飛び越えはしませんが、申し出るという意味の言葉が似ていますね。
- 起訴・・・うったえの提起。
- 抗告・・・上級裁判所に不服を申し立てること。
- 上告・・・誤りなどを理由に、その変更を求めるためうったえること。
「越訴」の対義語
「越訴」はつまり提訴ですが、こちらはそのうったえを受け入れることになります。
- 受訴・・・うったえを受理すること。
「越訴」の熟語・ことわざ・慣用句
- 越訴奉行・・・鎌倉幕府の職名。
とりあえず「おっそ」の方で覚えておこうかな!
そうだね、イメージと合わせて覚えてみよう!
まとめ
「越訴」は再審を求めてうったえる、ということなんですね。
もとの範囲を飛び越え、訴えるイメージで覚えましょう。
読み方は、「誰かを通してたらおっそすぎて待てないから、直接上の人に言ってしまおう!」というイメージで覚えてみましょう!
「越」は部首の「そうにょう」に「戉」がのっていますね。
「そうにょう」は走ることや行くことに関する字に使われ、「戉」はおおきな斧をあらわしているそうです。
「訴」の部首は「言」であり、「斥」はしりぞけるという意味を持っていますよね。
相手の言い分をしりぞけるために言う、として覚えておくことができます。🧐
今回は、特に「越えて」という点が大事ですので、ここは忘れないようにしたいですね。😆