「前栽」の意味と読み方とは?ヒントは「庭」
前栽って、なんと読むのかな??
「前栽」はね、「せんざい」と読むんだよ。
前栽の意味
1 草木を植え込んだ庭。寝殿造りでは正殿の前庭。のちには、座敷の前庭。
2 庭先に植えた草木。
3 「前栽物」の略。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
前栽はここに注意
「前」は「ぜん」、「栽」は「さい」と読んでしまいそうになりますが、正しくは「せん」「ざい」になるので間違えないように注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少しややこしいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「前栽」の意味は、庭先に植えた草や木のことなんだね。
漢字を見ると、確かにそうなるな!という感じがあるなぁ。
「せんざいもの」なら聞いたことがあるかな?
「前栽」の「前」は他に「ぜん・まえ・さき」とも読みますよね。意味は、
- 空間的に前方。「前進」など
- 時間的に過去。「前日」など
- 順番的に前。「前半」など
- 先だって。「事前」など
- わりあて。「一人前」など
となっています。前の方であったり、時間的に過去の意味を持っていますよね。
「栽」は他に「さい・栽える」とも読みます。意味は、
- 草木などをうえる。「栽培」など
- うえこみ。「盆栽」など
となっています。草木などを植える意味がありますよね。
植え込みなど、庭先(前)に草木を植えるイメージで「前栽」となるのですが、読み方を覚えるのが少々難しそうです・・・。
いつもは大体、「前」と「栽」と読むことが多いのではないでしょうか?
ですが、実際はアレを逆にすれば良いだけですよね。😁
濁点(ひらがなの右上にある2つの点)を逆につければ良いだけです!
通常なら「ぜんさい」ですが、「前栽」の場合は濁点を逆にわりあてて「せんざい」と読むようにしましょう。
「ここの前栽は、良い宣材(宣伝材料)になる!」と文章にして覚えてみるのも良いですね。✨
書物の場合は「前栽」とフリガナ無しで書いてあることが多いので、庭関連のお話が書いてあったら「こういう時は、濁点を逆にしよう。せんざいだな!」と思い出してください。
会話の場合は言葉で「せんざい」と出てくるので、これも庭に関係のある話をしていた場合は「前栽のことか!」と思い浮かぶことができるように覚えておきましょう。
会話の最中に「洗剤?🤔」とはならないようにしておきたいですね。
読み方が少し、ややこしいね・・・!
この言葉、どう使う?
- 彼の家には、とても整った前栽がある。
- 前栽がとても綺麗で、しばらく目を離せなかった。
- さて、明日にでも前栽の手入れをするとしようか。
「前栽」の類語
庭関連の言葉が近いですね。
- 植え込み・・・庭などで草や木をたくさん植えこんだところ。
- 庭先・・・縁側に近い庭の部分のこと。
- 園庭・・・庭。幼稚園などの運動場や庭のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 千載・・・長い年月。
- 洗剤・・・洗浄作用を持つものの総称。せっけんなど。
- 煎剤・・・生薬を精製水で浸出させた液剤。
- 潜在・・・内にひそんでいること。
- 浅在・・・医学で、体や組織の浅いところに生じること。
- 宣材・・・宣伝のための材料。
- 線材・・・断面が円形の鋼材で、太さは5ミリほど。
「前栽」の熟語・ことわざ・慣用句
- 前栽合わせ・・・左右二組に分かれて、前栽やそれを詠んだ和歌の優劣を比べる遊びのこと。
- 前栽売り・・・野菜を商うこと。
- 前栽物・・・野菜など。
正直、知らなかった・・・!
「前栽」を「せんざい」と読むとは、なかなか思わないかも知れないね。
まとめ
「前栽」は、庭先に植えた草や木のことなんですね。
先日見かけた時に、「どう書くんだろう・・・?」となってしまったのがきっかけとなり、今回は「前栽」になりました。
知らない漢字って、たくさんありますよね。今はあまり使わない、使う人が限られている言葉ももちろんたくさん・・・。
そういう言葉の読み方や漢字を知った時って、「そうだったんだ!✨」となりませんか?驚きもあり、ちょっとワクワクもしますよね。😀
ですが、見てすぐは大丈夫でも1日たったら忘れてしまうことが多いと思います。それはもったいないので、どこかで見直してちゃんと覚えたいものですね。😁
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