「饗応」の意味と読み方とは?ヒントは「もてなし」
饗応って、なんと読むのかな??
「饗応」はね、「きょうおう」と読むんだよ。
饗応の意味
[名](スル)《「響応 (きょうおう) 」から》
1 酒や食事などを出してもてなすこと。きょうよう。「―を受ける」
2 (饗応)相手の言動に逆らわずに迎合すること。へつらうこと。きょうよう。「これは―の言なり」〈今昔・二四・二六〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
饗応はここに注意
同じ読みで「響応」があるので、間違えないようにしましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少々難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「饗応」の意味は、お酒や食事を出して他人をもてなすことなんだね。
意味はカンタンなんだね、でも漢字が難しい・・・。
特に「饗」は間違えそうだね、下でみていこう。
「饗応」の「饗」は他に「あえ・饗す・饗ける」とも読みます。意味は、
- もてなす、ごちそうする。「饗応」
- もてなしをうける。
となっています。「饗する」と言う場合にも、お酒や食事を出して人をもてなす、といった意味があります。
また、「享」や「供」を代用字とすることがあります。
「応」は他に「応える・応に~」とも読みます。意味は、
- 受けこたえる。「応答」など
- 承知する。「応諾」
- したがって動く。「順応」など
- ふさわしい。「相応」など
となっています。
相手のために受け応えてしたがう、相手のために食事を出しておもてなしをする。というイメージで「饗応」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「饗」は「響応」に漢字が似ていますし、読みも一緒なのでひとまずはこれと同じ読み方だと覚えておきましょう!
ただ、「饗」の方は漢字が似ているようでよくみると結構違うのですが、わかりますか・・・?👀まずは、どちらかと言えば見たことのある「響」を見てみましょう!
「響」は上の部分が「郷」で下が「音」になっています。
「饗」の方はというと、上の部分が「鄕」で下が「食」になっていますね。そう、こちらで使われている「鄕」は「郷」の旧字なんです。
書くのは大変ですが、「郷」の真ん中を少し変えるだけでできますよね。なので、真ん中の部分の書き方だけは覚えておきましょう!「饗」は食べることに関係しているので、下に「食」がつくのも忘れないようにしておきたいですね。😃
「応」は旧字が「應」となっています。こちらに使われているのは「䧹」となっており、鷹を意味しています。今の「応」には入っていないようですが・・・。
狩りに使う鷹を心、つまり胸に引き寄せているため、指名をうける。受けこたえるという「応」が成り立ったようですよ。🐦指名を受けたからなのか、今の「応」からは鳥さんがいなくなっているイメージにも見えますね・・・!
難しいけど、書けたらかっこいいね!
この言葉、どう使う?
- 久しぶりに尋ね、饗応を受ける。
- 饗応を受けたのは良いが、どんな見返りを求められるか分からないな・・・。
- そう、それは私が彼の実家で饗応に預かった時のこと・・・。
「饗応」の類語
もてなす、という意味の言葉が似ていますね。
- 馳走・・・客をもてなすこと。
- 振る舞う・・・行動する。もてなす。
- 供応・・・お酒や食事を出してもてなすこと。こちらの方がカンタンに書けますね!
同じ読み方の漢字👀
- 胸奥・・・心の中。
- 教皇・・・きょうこう、とも。
- 経王・・・経典中、もっとも優れているもの。
- 姜黄・・・ショウガ科の多年草。
- 嚮往・・・その方に心が向くこと。
- 響応・・・人の言動に応じること。
「饗応」の熟語・ことわざ・慣用句
- 饗応言・・・おもてなしの言葉。ご機嫌をとるための言葉のこと。
なかなか使うことは無さそうだねぇ・・・!
カンタンな書き方のほうで覚えても良いんだよ。
まとめ
「饗応」は、お酒や食事を出して他人をもてなすことなんですね。
相手のために応えて、食事を出しておもてなしをするイメージで覚えてみましょう!🧐
「饗」は「響応」に漢字が似ていますが、漢字がよくみると結構違いますよね。👀
「響」は上の部分が「郷」で下が「音」になっています。
「饗」の方は、上の部分が「鄕」で下が「食」になっていますね。こちらの「鄕」は「郷」の旧字なんです。
「郷」の真ん中を少し変える必要がありますので、真ん中の部分の書き方だけは覚えておきましょう!「饗」は食べることに関係しているので、下に「食」がつくのも忘れないようにしておきたいです。😃
「応」は旧字が「應」となっています。こちらに使われているのは「䧹」、鷹を意味しています。今の「応」には入っていないようですね。
狩りに使う鷹を心、つまり胸に引き寄せているため、指名をうける。受けこたえるという「応」が成り立ったようです。🐦指名を受けたからか、今の「応」からは鳥がいなくなっているのかも知れませんね!
なかなか聞いたことが無い方もいるのではないでしょうか?特に、「饗」を書いたことがある人は多くは無いかもしれません。それもそのはずで、「饗」は漢検準1級のものなんですね。
つまり、「書けたらスゴイ!🤩」となるわけです。それなら覚えたいですよね!