「帰納」の意味と読み方とは?ヒントは「共通」
帰納って、なんと読むのかな??
「帰納」はね、「きのう」と読むんだよ。
帰納の意味
[名](スル)個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則などを導き出すこと。「以上の事実から次の結論が―される」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
帰納はここに注意
「帰納」とよく一緒に説明される言葉、「演繹」と逆の意味で覚えないように注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
意味を覚えるのが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「帰納」の意味は、まず事例を纏めて、そこから共通点を見つけて一般的な結論を導きだすことなんだね。
そう・・・なんだ・・・?具体的にはどういうことなの?
では、下で具体例と、「帰納」の覚え方を説明してみるよ。
「帰納」の「帰」は他に「帰る・帰ぐ・帰る」と読みます。意味は、
- 元のところへ帰る。「帰宅」など
- あるべきところにおちつく。「帰趨」など
- とつぐ。「帰嫁」
となっています。ここでは帰るというような意味ではなく、また別の意味が当てはまります。それは
「あるべきところにおちつく」です。
「納」は他に「なっ・な・なん・とう・納める・納れる」とも読みます。意味は、
- 受け入れる。「納得」など
- しまいこむ。「納屋」など
- おさめる。「納税」など
- おわる。「納会」
となっています。少し多いですね。
おさまる、終わりにする。という意味で、こう見ると「帰」も「納」も少し似たような意味で使われているのが分かりますね😀
つまり、最初に例をあげて、そこから共通する点を見つけて結論(終わり)に向かっていくので、「あるべきところ(結論)におちつく、終わる」というイメージで「帰納」と読むと覚えてはいかがでしょうか?
そのため、この言葉が使われる「帰納法」というのは下記のような考え方になります。
「あの漫画がテレビで特集されている」(テレビでも取り上げられている)
「あの漫画がよくカラーページを貰っている」(雑誌でも優遇されている)
「あの漫画の売り上げランキングがとても高い」(集計の結果、多く売れている)
↓
「あの漫画はとっても人気がある!」
というように、先に事例をまとめて、そこから共通する点を見つけだし、一般的な結論を出すという方法です。
漢字はどちらもカンタンですね😆
この考え方(帰納法)も大事だね。
「帰納」の対義語
「帰納」は一般的な法則をみちびきだすことなのに対して、こちらは特殊な結論をみちびきだすことになります。
- 演繹・・・一般的な理論から特殊なものを推論すること。
同じ読み方の漢字👀
- 昨日・・・今日より1日前のこと。
- 機能・・・備えている働き、役割。
- 帰農・・・農業に戻ること、地方へ行って農業を始めること。
- 気嚢・・・鳥類の肺にある薄膜の袋。または気球などのガス袋など。
- 既納・・・すでに納めてあること。
「帰納法」の話し方も覚えておいた方がいいかな?
帰納も演繹も、どちらも覚えておきたいね。
まとめ
「帰納」が使われる「帰納法」とは、思考法のひとつです。
本サイトでは、どういったイメージでおぼえるか?を主題としておりますので、「帰納法に興味がわいた!もっと知りたいな!」という方は、他サイト様やロジカルシンキングの本で詳しい内容を確認してみてください。
「思考力」について調べようとしたときに、必ずと言っていいほど出てくる言葉になるので、ここでは「帰納」の読み方と軽い意味だけでも覚えていただければ、調べるときにスムーズに入っていけると思います。
こちらはいかがでしょうか?
「帰納法」を含む、「演繹法」「アブダクション」を日々の習慣にして、ビジネスの場にも応用したい。
という方には、下の本はいかがでしょうか?
- 何か考えないといけないのは分かっているけど、どうすれば良いのか分からない。
- 浅い分析しかできない。
- 伝えたいことが、うまく伝えられない。
上のような問題を抱えている方には、オススメします。
300ページくらいあるよ。